みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

山に向かって歩いていたら

10月30日に開催される100キロウォークイベントに参加する。

 

www.asahi.com

 

うひゃひゃ、リンク貼り付け成功。やってみたかった

 

開催までに、練習として50キロウォークを2回はやっておきたいのだが、10月に入っても、まだまだ暑さは続きそう。

しかし、暑いからと躊躇していては、いつまでたっても練習できないのだ!

というわけで、昨日(10月3日)、第一回目の50キロを歩くことにした。

 

でかける前に

どこに行こう

暑くなりそうなので、山の方に行こうかな。

木陰もありそうだし、若干涼しいかも。

そうだ、東丹沢にある宮ケ瀬湖に行こう。

家から25キロくらいだから、距離的にもちょうどよい。そうしよう。

 

そういえば、課題があった

先日、30キロ歩いたときに感じたこと

①左足小指が若干痛い。まめができそう
 →シューズの選択

②リュックの重みで肩が痛い
 →リュックの対策

①シューズは、今回、ランニングで使いに使った、足になじんだニューバランス君を履くことにした。ヨロシクネ

インソールも入れた

このインソールは、私がランニングを始めるときにオーダーメイドで作ったもので、その時同時に購入したアシックスGT2000の価格に比べ2倍近いお値段した、私にとっては高級インソールなのだ。

GT2000をやめてから使わなくなっていたのだが、今回導入してみた。

靴下はワークマンの5本指ソックス  完璧

後に全然完璧でないことに気が付く

 

②リュックは、30キロで使ったサロモンの20リットルはやめて、今回はKEYNICEのランニングバック6リットルにしてみた。

岡山100キロの時はサロモンだったのだが、東京100キロは、天候によっては岡山より暖かい気がするので、防寒用の服とか雨合羽などが必要なければ6リットルで足りるかもしれない。

肩の痛みは荷物の重さが原因なのか、リュック自体の形状が原因なのか確認したいから、今回はこれでやってみよう。

 

歩行ペース

AM5時半スタート、PM5時半まで12時間かけて50キロ歩く、、、予定

 

ペースは1時間で5キロ(1キロ12分)

単純に計算すると、このペースだと20時間で100キロ歩ける。

途中、赤信号や休憩を入れても24時間で完歩できる、はず。

あくまでも計算上だけどね、

そううまい具合はいかないのが世の常ではあるが、、(じっと手を見る)

そもそも、スピードを競うレースではないので、無理をしないペースが重要。等速運動で行くべし。

 

さて、スタート

のっけから異変が

夜明けの町、今日もよい天気になりそう。

大山の方角に向かってに歩きはじめる。富士山もよく見える。

 

2キロ程歩いたところで、足の違和感に気づく

ん? なんだか足の甲が靴にあたるような

右足が特に気になる。

どうしよう シューズ失敗したか? 家に戻って履き替えるか?

2キロ戻るのが面倒なので、とりあえずシューズの紐をしめなおすことにした。

そして歩行再開。違和感は気にならなくなった。

よかった~、靴紐って大事なのよね。

安心してトコトコ歩く、青空、雲ひとつない。

 

伊勢原あたり、だいぶ大山が近い

 

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七沢温泉近くで、カオナシに遭遇

こんにちは~

 

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そして、宮ケ瀬に至る峠道

 

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えっちらおっちら 歩くよ歩く~

坂になんか負けないぞ~

チャリダーも頑張れ~

 

天敵に遭遇

と、そこに

猿が !

 

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5~6匹の猿が、山側から出現し

その内の一匹が道路を渡って、

私が歩いている歩道の真ん中で立ち止まった

猿までの距離5メートルくらい(目測)

 

実は、何年か前に、志賀高原で一人朝ラン中に、猿の群れに追いかけられ、とても怖い思いをしたことがある。
奴らは、私が何か食べ物を持っていると思ったのだろうか、キーーっと奇声を発し、歯をむいて追いかけてきたのだ。 「食べ物をよこせ」と聞こえた
私は咄嗟に「わーーっ」と叫び、奴らは逃げて行ったが、、身の危険を感じた。
以来、猿は天敵だ。 猿め

 

歩道で動かない猿、私も前に進めない

ちょっと、猿、進路妨害しないでよ、警察呼ぶわよ

 

猿は道路の反対側を見ている

そこには、母猿らしい猿と小さい子猿の姿が。

どうやら、私の進路を塞いでいる猿は

道路を渡ろうとしている母子猿を待っているようだ。

 

しばらく固まっていると、猿は私の存在に気付き

「やべっ」という顔をして道路の右側、森の中へ逃げていった。

母子猿もいつのまにか見えなくなっていた

 

もー、猿め、車に気をつけるのよ

 

歩行再開

峠を登りきると

宮ケ瀬湖にが見えてきた

ヤマセミいるかな~

 

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目的地の『水の郷』まで27キロ歩いた。到着は11時

歩行時間 5時間30分、ほぼ予定通りかな。

おにぎりを食べ、一休みしたら復路へ

気温25度だって、ほんとかいな、暑いな

 

ピンチ!

帰り道、また足に違和感を感じてきた

今度は両足、足の甲に何かがあたる感じ

靴紐をしめなおすが、あまり変わらない

むむむ、何だか痛いぞ、足が締め付けられる

靴紐をうんと緩めてみた

まだ痛い

なぜだろう、靴下が原因か?
替えの靴下を持ってくればよかった
靴下を売っているようなお店などないし、うーん。

それとも、やっぱりシューズが足に合っていないのか?
でも、ランニングでは足痛くなったことないのに。

ウォークはランと比べて、歩数も多いし接地時間も長いので、ランで大丈夫でもウォークではちょっとのズレが足にくる、ということもあり得るか。

このシューズがダメだと、手持ちでは履けるものがない。新しく買うか?また、自分の足に合うシューズを求めて彷徨うシューズジプシーにならないといけないのか。いっそワラジにしようか。

うだうだと考える。

私の尊敬する田村雄次さんは、ワラジや地下足袋ウルトラマラソンも走ってしまう方です。最も圧巻なのがこの記事、読んでみて。

hikyaku-bashiri.com

 

・・・脱線した

 

痛いよ、痛いよ、と くじけそうになりながら歩き

40キロ地点あたりで、思い至った

あ、もしかして

シューズを脱ぎ、インソールを外し、履きなおした

足がうんと楽になった、もう痛くない

 

なんてことはない、インソールがシューズに合っていなくて、足が窮屈だっただけだったのだ。午前中は大丈夫だったが、午後になって足がむくんできて痛みが出たのね。(歩くと手もむくむのがわかる)ごめんね足さん。

ああ、インソール作戦失敗

残念。策に溺れるとはこのことか(ちょっと違う気がする)でも、まあよかった。

よかった、じゃない! これは重要なこと。

100キロを歩き通せるかどうかは、シューズによる部分が大きい。足に合わないシューズを履いて痛みが出たら、今回の私のように50キロも歩けないハメに陥るのだ。思い付きで普段と違うことをしてはダメ。きちんと反省するように、自分。

 

課題②はどうなった?

リュックによる肩の痛みは、前回とあまり変わりなく
これはもう、私の姿勢の悪さとか持病(?)の肩こりとかいろんな要因から起きている痛みで、リュックの選択ではどうにもならない、と諦める。

なるべく荷物を軽くし、ウエストポーチを併用し、ドリンクなどはそちらに入れ重量を分散する。

リュックのベルトを調節して体に密着するよう、また、しっかり腰に荷物が乗るようにする。

時々、肩を回す、伸びをする。下を向いて歩かない。

あたりが肩の痛み対策かな。

 

 

午後5時20分、家に到着

約12時間 55キロ歩いた

 

いろいろ勉強になった。

100キロ、難しいなぁ