みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

もの思うRun

雨が降り出しそうだが走りに出た

昨日までは暑かったが、今日は涼しい風が吹いている

いつもの川沿いの道

 

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雑草の中のコスモスも可憐だ

 

とっとこ快調に走っていると、ピピピ…と可愛らしい声がする、見上げると電線に百舌(もず)がとまっていた。今日は高鳴きしないのかな。

百舌のビービーという高鳴きは若干やかましいが、悲しげにも聞こえる

 

きっと、この歌のせいだ

百舌が枯れ木で

百舌が枯木で鳴いている
おいらは藁(わら)をたたいてる
綿ひき車はお婆さん
コットン水車もまわってる

兄さ(あんさ)は満洲へ行っただよ
鉄砲が涙で光っただ
百舌よ寒いと泣くがええ
兄さはもっと寒いだろ
2番の歌詞は忘れてしまった
 
詞も曲も重苦しい歌だが、なんだか心に残っている(2番忘れてるけど)
 
「もーずが枯れ木でないている~」と頭の中で歌いながら走っていると
すっかり葉を落とした桜の木が現れた。
 

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今年の桜は、紅葉する前に落葉していないか?
夏が暑かったから、力尽きるのが早かったのかな、切ない。
 
でもね、よく見ると
 

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ほらね、もう芽を出す準備をしている
偉いぞ、植物
 
娘が小さいとき一緒に読んだ「葉っぱのフレディ」という絵本を思い出す。
 
変化しないものは一つもないんだよ
 
葉っぱは枯れ落ちて土に帰り、また新たな命が芽吹く
命の流れだね
 
こうやって走っていても、いろいろ変化を感じる
この前まで黄金色だった田んぼは、いつの間にか稲が刈られていた。
 

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季節は移ろい、うかうかしていると、あっという間に秋が終わってしまう。
 
日々変化している
良いとか悪いとかではなく、変わっている、変わっていく。
人も変わっていく
私も成長しているw(反論は受け付けません)
 
曇天の下、雑念と一緒に走った楽しいランでした。