日曜の朝、いやもう朝じゃないか
全日本大学駅伝で東京国際大学のヴィンセントがダントツで3区を走り終えた時間、夫がぽつりと呟いた
「茅ヶ崎の鉄砲通りに、よさげな喫茶店があるみたいなんだよね」
では、そこに行きましょう。走ってね w
小出川沿いを下り、国道一号線を渡り、鉄砲通に入ってしばらく行くとそのお店は見つかった。
小さな喫茶店、というより割と硬派なコーヒー専門店
開け放しになっている入口のドアから中を見ると、カウンターのみの5席、常連らしいお客さんで埋まっている。
カウンターの向こうには、普通にしていても微笑んでいるような福顔の女性が一人でオーダーを受け、コーヒーを淹れている。
ドアの横には道路に面した窓があり、テイクアウトもできるようだ。
窓越しにニカラグア(だったかな)を注文し、女性がコーヒーを淹れる様子を眺めていた。
じっくりと丁寧にドリップしている
ああ、この人はコーヒーを愛しているんだな、と思った
手元を見つめる優しい眼差し
一杯のコーヒーとの一期一会を慈しんでいるように
時間をかけ、心を込めて作り出す
心を込める姿って、なんだか尊い
いいもの見せてもらったわ (#^.^#)
愛されたコーヒーからは
体がふんわり軽くなるような、良い香りがした
近くのアイスクリーム店でワッフルを買い
店の外テーブルで、コーヒーといただいた
コーヒーには詳しくないが
モカのような酸味とほのかな甘みに癒される
「ふぅ 美味しいね」
「美味しい」を何度も繰り返す
(レモンワッフルもおいしかったです)
せっかくだから海に行こう
雄三通りを海に向かう
う~みよ~ お~れのう~みよ ♪
この日の海は全体に白っぽく
空の雲を写しているように渋く光っている
江の島と烏帽子岩がやけに近くに見える
いつもと違う日曜日なの(ベルベットイースター♪)
「コーヒー飲んだらお腹空いたね」
「ワッフル食べたでしょ」
「ワッフルはおやつだから、、ごはん食べよう」
・・・食べてばっかり
海辺のカフェでランチ
サルサチキンなんちゃらとパイナップルジュース
ごちそうさまでした
茅ヶ崎の海は、鎌倉や江の島のようにカラフルなウィンドーサーフィンが浮かんでいるわけでもなく、海もあまりきれいとは言えず
老若男女な日焼けしたサーファーたちがサーフボードを積んだ自転車をこいで海にやって来、ボードを抱えて海に入り、波乗りに興じた後は濡れたまま砂のついた足で自転車で帰る、という庶民的というかなんというか、、
茅ヶ崎らしいというのかな。
みんな違ってみんないい(みすゞ)
カフェを出て、腹ごなしに少し歩く
海岸を大きな犬(シェパードかな)を連れた家族が散歩している
「大型犬いいねぇ、大型犬を連れて海辺を歩くってちょっと憧れるな」
「そう? あっ、う〇ちした!」
「ほんとだ。大きい犬は出すものも大量だから持って帰るのも重いね。やっぱり大型犬飼うのは諦める」
くだらない話をしながら歩く
長閑(のどか)な日曜日
走ったり止まったり食べたり歩いたり
トータルで18km走った