12月2日~3日、京都に行ってきましたよ
目的は、
夫:紅葉に染まるお寺の写真を撮る
私:のんびりする+京都の街を旅ランする
最初に訪れたお寺は東福寺
そりゃあ立派なお寺なのだが、大きすぎて私の視界に収まりきれない(どれだけ視野狭窄なんだ)
京都の紅葉は赤いですね。
通天橋から見た方丈(だと思う)紅葉は盛りを過ぎつつある。
枯山水の庭だが、苔と相まって流れる水を思わせる。
配置してある石が色々なモノに見える。
お寺の縁側に座って長い時間お庭を見ている人や
座敷の陽だまりで居眠りしている人もいた
大伽藍も良いけど、こんな趣のある塔頭で悠久の時の流れを感じるのも京都ならではの過ごし方と思う。
虎もいた
その後、清水寺へ
嫌な予感はしたのよね
二年坂三年坂で、修学旅行の中学生・高校生の大波に飲み込まれる
そりゃそうよね清水寺だもの、私も中学の時修学旅行で行ったわ
十代少年少女の波・波・波
むむむ、若いエネルギーを吸い取ってやる
----- 以下、妄想です -----
私は、妖怪「気喰婆」。
十代の子たちの元気なエネルギーを吸い込んで若返る。
ベルばらの外伝「黒衣の伯爵夫人」は、若い娘の生き血を浴びて若さと美貌を維持する伯爵夫人のスプラッタな話だが、私は気付かれない程の「気」をもらうだけだから、かわいいものだ。
私の近く、半径3メートル以内を一瞬でも通り過ぎた若者がいれば、私はその者から少しばかりの気をもらい1分だけ若返る。
今日すれ通り過ぎた中高生は少なくとも300人はいただろう。
ざっと300分、5時間若返った。 ヒッヒッヒッヒッヒ
----- 妄想終わり -----
・・・ 5時間若返ってもなぁ
妄想なのに設定が良心的過ぎた(笑)
でもまあ、修学旅行再開してよかったね。
夕日を浴びる清水の舞台、こちらも枯れ気味の紅葉
翌朝、夜明け前に目が覚め
「よおっし!」
安中の殿様を真似てみた※
※浅田次郎の「一路」に出てくる安中の板倉主計頭は、朝起ると「よおっし!」と気合を入れる活気あふれる殿様です。「一路」はランナーならば面白く読める小説だと思います。ランナーでなくても、、オススメです。
昨夜はぐっすり眠れたし、今日は京都を旅ランの朝ランするのだ。
「よおっし!」
元気すぎて はた迷惑、夫が目を覚ます。
夫「どこを走るの?」
私「二条城をぐるっと回って、余力があったら御所に向かう」
夫「私も御所に写真撮りに行こうかな」
私「じゃ、会えたら会おう」
テキトーな約束を交わし(約束か?)宿を飛び出た。
四条の宿から二条城までは1kmちょっと
二条城一周も1kmちょっと
余力がないわけがない
夜明けの二条城。周囲は歩道が広くて平らでめちゃ走りやすかった。
京都御所に向かおうかな、
場所はあらかじめ地図を見てきたが、一応確認しておこう。
スマホの地図を見ると、思っていた方向と逆のようだ
危ないあぶない💦 勘違いしてたよ
御所まで2.3km。よし、行こう
タッタカタッタッタ♪
しばらく走って、四条のホテルまで戻ってきた
ん? こっちだっけ、と違和感を感じながらも真っ直ぐ走る
五条まで下り、交差点でもう一度地図を確認
あれ?御所まで4kmになっている。遠ざかった?
ひゃー、間違えた
やっぱり逆方向に走っていたのだ
一番最初の認識で合っていたのだ。
勘違いは日常茶飯なので、今日もまた勘違いしたかと思った
スマホの地図に惑わされたぜ(私が読み誤っただけ)
それにしても、日本一区画の解りやすい街で
しかも地図を見ながら道を間違えるとは
方向音痴以前の問題だ
そもそも、京都は御所から南に向かって二条、三条、四条となっているわけで、二条城から御所を目指して南に向かうことなんてあり得ない、とやっとわかった(遅い)
アホだなワタシ
気を取り直して京都御所に行くと、健礼門の前で写真を撮っているおじさんがいた。夫だった。
夫が写真を撮っている間、私はその辺をうろちょろ走ったり歩いたり
蛤御門(はまぐりごもん)
明治維新で、長州と薩摩・会津が戦った場所。当時の戦の弾痕が残っていると。
これね。案外小さい。340人も死者が出たとは、、かえって恐ろしい。
元は「新在家御門」と呼ばれ常に閉ざされていたが、江戸時代の大火で初めて開門されたので「焼かれて口を開く=蛤御門」と呼ばれるようになったのだそうだ、京都人のブラックユーモアかな。
この後、進々堂でモーニングをいただいてホテルに帰りましたとさ。
道は間違えたが、旅ランは楽しい😊
この日は、バスに乗って哲学の道→法然院→糺の森→下賀茂神社→御霊神社(応仁の乱勃発の地)相国寺(の周り)と歩き回ったのだが、その中で糺(ただす)の森は「あぁ、ここ好き」と感じたので、写真を載せておこう。
普通の森なんですけどね、気持ちの良い所でした。
のんびりできたのかな?
貧乏性だから、あちこち歩き回った気もする。
今年見納めの紅葉を堪能できたように思います。
ごちそうさまでした。