昨年の今頃は、マラソン大会もなく鳥見ランの日々だった。
鳥の面白さにに目覚め、双眼鏡を買ったばかりだったので
双眼鏡で鳥を見たくて見たくてしょうがなかったのだ。
首から双眼鏡を下げて走る
と、双眼鏡がぶらぶらして胃のあたりにぶつかる
鬱陶しい、走りにくい
そこで作ったのがコレ
作ったともいえない、Tシャツにポケットを付けただけ(笑)
雑な縫製 (;^ω^)
でも、サイズはちゃんと測って作ったので、8×30の双眼鏡はぴったり収まる。
写真は、解りやすいように双眼鏡の端っこを出したが、実際に走るときはポケットにすっぽり入り、ホックをしめると、もう揺れない。バストはもともと揺れない(悲)
・・はずだったが、Tシャツが既に大きめなので(湘南国際マラソン参加賞のSサイズ)やっぱり少し揺れて、双眼鏡 ミゾオチに当たるのよね。
しょうがないので、リュックを背負って胸のベルトで上から押さえて固定した。
だったらリュックに双眼鏡を入れればいいじゃない、と思うだろうが、鳥を発見したらすぐ見たいのだ。もたもたリュックをおろして双眼鏡を出していたら鳥は逃げてしまう。
しかし、この一見素晴らしいポケット付きTシャツも、鳥を見つけてリュックの胸バックルを外し、更にポケットのホックをはずして双眼鏡をもそもそと取り出しているうちに鳥は逃げてしまう。(ジャストサイズ過ぎて双眼鏡が取り出しにくいという難点もあったり)
そのうち面倒になって、夫の10×25の小さめ双眼鏡をリュックの胸ポケットに入れて走るようになった。
最初からそうすればよかった (^-^;
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昨日、久しぶりにこの8×30双眼鏡を持って、夫とのんびりジョグ兼鳥見に出かけた。
目指すは綾瀬市の蟹ヶ谷公園。
昨年の冬に、ここでイカルを見た。(イルカじゃないよ)
***ここから昨年の話***
イカルはグレーと紺のずんぐりした鳥で、大きな黄色いクチバシで木の実を割って食べる。蟹ヶ谷公園には20羽くらい(だったかな)の群がやって来て、公園入口の大木にわーっととまる。
ふと、口笛のような音がおりてきた
透明な声、大きくはないがしっかり伝わる美しい響き
イカルのさえずりだった
「キーコーキー」「イカルコキー」「ツヒホシヒ」
いろいろな聞こえ方があるが、私には「ツキホシヒ(月星日)」と聞こえた。
繁殖期でなくてもさえずることがあるのね。
木のあちこちから、遠くに近くに、月星日
幻想的な不思議な体験に思えた。
***昨年の話おわり***
そんなイカルの月星日を聞きたくて今年も蟹ヶ谷公園に行くと、望遠レンズのカメラを構えた鳥撮りの人たちが何人か並んでいた。
すわ、イカル様のお出ましか!?と思ったが、カメラの先はどう見てもツグミだった。
ツグミは珍しい鳥ではないが、この冬は数が少ないみたいだから、カメラマンの方々もレンズを向けたのかしら。ほんとに今年はツグミを見ないものねぇ。
イカルはまだ来てないようだった。残念、と思いながら耳を澄ましている自分がいた。
そのうち来ることを願おう。
ツグミにバイバイして帰ったのだった (@^^)/~~~