みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

呼吸するように

昨日、3月1日の話です

 

朝、若干頭がフワフワするが、そんなのもう知らん、走る。

なんだかんだで、もう1週間走ってないもの。天気もいいし外に出て走りたい。

 

今、アドベンチャーランナー北田雄夫氏の本「地球のはしからはしまで走って考えたこと」を読んでいる。オーストラリアの荒野521キロを、北田さんは満身創痍ながらひた走る。

無心でただ風の音だけを聞き、呼吸するかのように無意識に、走るというより両足で大地にリズムを刻むだけだ。

過酷な世界。でも、この感覚いいかも。苦しくても頑張って走るのではなく、呼吸するように無意識にリズムを刻むだけ。今日はそれで行ってみよう。

 

外は北風ではなく、西側から風が吹いている。

川添いの道を、呼吸するように走る。空からヒバリの声がピーチクパーチク降って来、少し行くとホオジロがピッピチュールリリとさえずっている。風も鳥も春めいている。

 

風と鳥だけじゃなかった。

 

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紅梅と白梅の小道、香り立つ (#^.^#)

 

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マンサク? 枯葉が残っているところがいいですね

 

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元気いっぱいリュウキンカ 黄色がまぶしい。

 

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イヌノフグリですかね ちっちゃい💛

イヌノフグリの「ふぐり」の意味を聞いた時「なんて名前だ、もっと可憐な名前にしてあげればいいのに」と思ったが、イメージしてみると犬のふぐりも猫のふぐりも可愛いじゃない(イメージするなって(;^ω^))。良い名前だと思う。

 

公園の樹も、河原の土手も、あちこちで花々が咲いている。春の息吹を全身で感じながらトータル14km、途中何度も止まりながら走った(*^-^*)

「呼吸するように無意識にリズムを刻む」走り方は、心身共に楽でいい気がする。それでも、軽い車酔いのようなめまいは走っている最中、波のようにやって来ては遠ざかり、またやって来る。あまり気にしないように、ゆるゆると季節の移り変わりを楽しみながら走った。

 

朝は、カラダ様の「休んで」の声を「知らん」と無視して走ったが、帰ってからは、首を温めたり、ストレッチポールに乗ったり、足裏をマッサージしたり、いそいそとケアに勤しんだ。今まで、カラダのメンテをさぼりすぎていた。体調が回復してもしなくてもカラダ様は労わり続けなければ、自分を動かしてくれる大事な相棒だものね、と懺悔しつつ。