粗忽者なのでよく怪我をする。
転倒したり、包丁で指を切ったり、熱いフライパンのフチに触ってしまったり
怪我はするが、どういうわけか治りが早い、いや、かつては早かった。
何年か前、転んで目の下をズリっと擦りむいた。赤むけの顔で出社すると、職場の皆に呆れられた。が、翌日には擦り傷はカサブタになり、その次の日にはカサブタがとれて普段通りの皮膚に戻った。3日で完治。同僚たちはまた別の意味で呆れていた。
「まるでピッコロだ」同僚の一人に言われた。
違う、ドラゴンボールに出てくるキャラだそうだ。私はドラゴンボールを読んだこともアニメを見たこともないので、そっちのピッコロを知らないが、どうやら人間ではなく、驚きの再生力を持っている生物らしい。
私をピッコロ呼ばわりした同僚は、以前も、私の日焼けした手を「北京ダック」と言ってた、基本的に失礼な男だ(-_-メ)
回復が早いからか、怪我をするのはそれほど苦にならなかった。治っていく過程で「生きてるんだな」と感じることが楽しくもあった(変なやつ)。
だがしかし、このところの不調は、眼もその他も結構しつこい。中高年になって回復力がなくなってきたのだろうか。あ”~ イライライライラ、うつうつ
開き直って、不調日記を記すことにした。
もう58歳、まだ58歳(来週には59歳になる)。ピッコロとまではいかなくても、まだ回復力はあるはず、と信じたい。治るまでの紆余曲折を書いていこうっと。
後年、何かの役に立つかもしれないし。
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先週、空がどんより曇り冷たい風が吹いていた日、朝から頭が痛く、脳に血液も酸素も行ってない感じがした。吐き気も目まいもする。うーー(+_+)
今までは、軽いめまい、軽い吐き気、首肩のコリ、走るとクラッとする…という程度だったが、3月に入ってから頭痛も感じるようになった。天気の悪い日は特に辛い。
おとなしく寝て入ればいいものを、いろいろと余計な事を考えてしまって不安になったり、心配事が浮かんだりするのが嫌で、本を読んで気を紛らわす。
この時は、樺島勝徳というお坊さんが書いた「和尚さんの体と心の処方箋」を読んでいた。本の中に、私の不調を改善する手がかりはないものか、と願いつつ。
鍼灸師でもある樺島氏の考え方は、簡単に言うと「不調は、体の歪みによって気血のバランスが悪くなることで起きている。簡単な体操で歪みをとっていきましょう」というもの。
本に載っている体操をやってみようとしたが、頭を動かすだけ吐きそうになるのだから、到底無理だった。
頭が痛い、気持ち悪い、眼が回る、肩はガチガチ、夜もうまく眠れない。 ふー、生きていくのって辛い(大げさ)
ん? 頭痛、吐き気、目まい、首肩のコリ、そして不眠…どこかで聞いたような。
そう、これって自律神経失調症の症状じゃない? 悪天候の不調も自律神経だ。
10年前に整体学校に通っていたとき、リフレクソロジーの授業で自律神経失調症の症例を施術したことを突然思い出した。
コレ使えるかも、と思い、記憶の糸をたぐってみたが、台湾式リフレクソロジーで、足裏をグイグイ刺激したことは覚えているが、自律神経失調症の反射区はどこだっけ? えっと、親指が三叉神経で目まいの反射区、親指の付け根が首で、、、自律神経、副交感神経? あれれ、どこだっけ? だめだこりゃ(@_@。
しかし、足裏全体の施術の順番は、何となく手が覚えている。一通り全部の反射区を刺激すれ、どこか当たっているだろう。赤目も治るかも。
これまでも、走った日は足の疲れをとる目的で軽く足裏のマッサージはしてきたが、これからは毎日、反射区ときちんと意識して、本気モードで自分の足をセルフリフレクソロジーすることにした。
つづく