先日、小田原にある、長興山紹太寺のしだれ桜を見てきました。
夫の運転する車で行った。しだれ桜の近くには駐車場がないので、隣の石垣山の一夜城駐車場に車を止め、歩いた。山を下って早川を渡り、対岸の山をえっちらおっちら上るというアップダウンコース。
樹齢350年のしだれ桜
支えられて立ち、花咲き、散っている
異空間 (夫が撮った写真をもらいました)
しだれ桜の周りの森は、古い樹木が鬱蒼と茂り、豊かな水が流れる川があり、山懐の寺につながる苔むした石段や石橋も良い雰囲気を醸し出していた。
長興山紹太寺を後にし、一旦海まで降り、早川のみかん畑の坂をヒーヒー登って、一夜城駐車場へ。
みかんの向こうに、ひねもすのたりの春の海
車に乗って、さあ帰ろうと夫がカーナビをセットした。
夫「行き先、自宅ね」ポチッ
ナビ「一般道を通るルートです」
夫「はい、はーい」
車、発進、山を下り一般道を走る
ナビ「〇〇を左方向です」
夫運転する車、左に曲がらず真っ直ぐ行く
ナビ、ルート検索をやり直す
ナビ「××を左方向です」
車、またしても直進し、バイパスに入る
そうだよねバイパス乗るよね普通。でもナビは一般道ルートに設定してある。
ナビ、再検索、「△△を左方向です」(高速から降ろそうとする)
車、無視し、西湘バイパスをつき進む
ナビ、「■■を左方向です」(高速から降りろ、と聞こえる)
私、うるさいなぁ、と思い夫に「ナビ、使わないならつけなくていいんじゃない」と言ってみた。
夫「まぁね」
まぁね? まぁそうだね、ってこと? …肯定? ならどうして? ん?えっと…
ま、夫には夫の考えがあるのだろう、例えば
①「まぁね、でも、つい習慣でセットしちゃうんだよね」とか
②「まぁね、でも、最近ド忘れするから、途中で道が解らなくなったときのために」とか
③「まぁね、でも、あなたが外ばっかり見てるから、ナビに話しかけてもらわないと眠くなるから」など
・・・①は言い訳っぽい、②はちょっと悲しい、③は喧嘩になるな
とにかく夫は、「でも」から続く言葉を省略したと思われる。(めんどくさかったのだろう。気持ちはわかる。)
それにしても、ナビは偉い。私がナビなら
「自分で一般道って言っておきながら、バイパスに乗るってどういうこと?」とか「私の言う事をことごとく無視するんなら、もう呼ばないでよ!」って怒るだろうな (;^ω^)
ナビさんは文句の一つも言わないで、利用者のために淡々とルート検索を繰り返して、求められたルートを教えてあげる。立派は心がけだ。
ナビは何も考えてないから怒らないよ、と言われるなら、そちらこそ見習いたい。
言外の意味をあれこれ考えてアタマをグチャグチャにするなら、余計な事は考えないほうがいい。(かといって、肝心なことには頭が回らない始末の悪さ)
人の気持ちなんて分かるわけないし、たいしたことじゃないし。
ナビを見習おう。
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今日のお絵描きは、しだれ桜の近くでも会ったこの鳥
エナガ ♪ 頭の月代(さかやき)がキュート💛
次はシマエナガを描きたいぞ