冬のある日、宮ケ瀬湖の早戸川林道を歩いていた
一羽の野鳥が現れた
こげ茶色と薄茶色、鶯色も混ざっているかな、それに白い斑紋
ジョウビタキのメスだ
ジョビ子ちゃん❤️双眼鏡で見ていると、後方から立派な望遠レンズ付カメラを持った二人のおじさんたちがやってきた。一人はジョウビタキに気が付きカメラを構えた。
もう一人は「何がいるの」と相方に訊ねた。
「ジョウビタキ」
訊ねたおじさん、ふーんという顔で、「どっち?」
どっち? どちらの方向にいるかは、相方のカメラの先を見ればわかるでしょう、と思う私。
「メス」
ああ、オスかメスかどっち、ってことね。
おじさん、そのままカメラを構えることなく、鳥に一瞥もくれずゆっくり歩いて行った。
そう、ジョウビタキのメスには興味ないのね。
「オスなら撮ってもいいけど」ということかな。
早戸川林道はいろいろな野鳥がいるから(私は、なかなな見つけることができないが)、目当ての鳥以外は見向きもしない、という人もいるだろう。ジョウビタキは珍しい鳥じゃないし、メスは地味だしね。
そういう人って、鳥が好きなんじゃなくて、普段あまり見られない鳥の写真を撮ることが好きなんだろうな、と思ったりする。それが、良いとか悪いとかの話ではないが、ちょっともったいない気がする。
だって、ジョウビタキの女の子は、めちゃ魅力的なんだもの(╹◡╹)♡
ちなみに、この子がジョウビタキのオス
銀の頭とオレンジのお腹、黒い羽に白い紋付の美しい鳥。
メスは確かに地味だけどとても可愛い。
ほらね
こんな可愛らしい顔で、木にとまって「ピ、ピ、ピ」と言いながらお辞儀するの。思わず笑顔になってしまう。
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春になって、そんなジョウビタキたちも北の国に行ってしまったようで、姿を見なくなった。
無事に大陸に渡れたかな。
あ、でも、昨年の夏、長野の嬬恋でジョウビタキをつがいで見た。標高の高いところは気温が低いから、危険をおかして海を渡るよりは、近場で繁殖することにしたのだろうか。
昨年の夏といえば、霧ヶ峰で見たノビタキも、メスは優しい色で目がぱっちりしていて、うわっ、かわいい!と思った。
ジョウビタキにしてもノビタキにしても、モズもそうだけど、オスは目の周りの黒色が強いので、ぱっちりお目目がわかりにくいのだろうな。
やっぱり色白の方が美人ってことか、
うーん(-_-;)←白くない人
なんて、ジョウビタキを可愛く描けたので(自分比)載せたかっただけでした。てへ(о´∀`о)