八王子城、御主殿跡の高い木のてっぺんに、いい声でさえずっているオオルリがいた。
ピリルピリルピー、ポピー、ビルル…
複雑なリズムを刻むその声は、透き通った響きをもって、辺りの森に深く沁みていく。
豊かな唄声は、私の心身のあちこちにも沁み入る(*‘ω‘ *)
この季節、鳥のさえずりは、繁殖のための手段だ。
縄張りの主張とメスを引き寄せるために、木の上で全身でさえずる。
ピリルピリル…の意味合いは、
「ここはオレの縄張だ、他の奴は入るなよ。でもメスはおいで、子供をつくろう」
ミもフタもない言い方(;^ω^) でも合ってると思う。
そのさえずりが、こんなにも心を打つのはどうしてだろう。
木のてっぺんの目立つ場所は、タカなどの猛禽類に襲われる危険が高い。そんな危ない場所に自ら身を置き、餌もまともにとらず1日中唄い続けてテリトリーを主張し、つがいを求める。彼らは命がけで繁殖しようとしている。真剣に、美しく声を響かせる。
生きて命を繋ぐ、その根源的なことを実行するために鳥はさえずり、私はそのひたむきさに心打たれる、のかな。(わからないけど)
わからないけど、アドラーの「ここに存在しているだけで価値がある」という言葉、自分にはなかなか当てはめて考えられないが、鳥を見ていると「ああ、そうだなぁ」と思う。生きて、命を繋いでくれればそれでいい。
・・・はい、支離滅裂になってきましたね (゜-゜)
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八王子城跡の辺りは、新緑と川の流れが綺麗でした。
若葉の緑に囲まれて歩くのは楽し(^^♪
もう、初夏を感じる。