昨日は、蟹ヶ谷公園までJOGした。
川の土手がお花畑になっていた。
ハルジオン? ヒメジョオン?
ピンクの花はアカバナユウゲショウみたいです。(うーん、覚えられない)
公園の入口近くで、ウオーキングしている男の人を追い越した。
「あ、飲み物買おう」と立ち止まり自販機の前で財布を出していると、さっき追い越した男の人がやってきた。チラリと目をやると、、、あれ?この人知ってる。
昨年倒産した会社の営業部長だった人だ。会社にいたときより少しスリムになっている。「Kさんですよね」こちらから声をかけると、「ああ!久しぶり」と返事が返ってきた。
良かった、人違いじゃなかった(;^ω^)
「○○さんはあれからすぐ就職したよ」「△△さんはまだらしい」「■■さんは、自営業をやるって」 さすが元営業部長だけあって色々な情報が飛び出てきた(私の部署の上司の動向も知っていた)。ご本人はO市の会社に再就職したって。
「前の会社より給料は安いけど、仕事はうんと楽だよ。自分の売り上げだけ考えていればいいからね」
そうか、そうだね、大変だったよね。と以前の会社を思い起こす。
私はしょっちゅうこのKさんに怒っていた。無茶を言う営業と、無茶を嫌う制作(私)は、意見がかみ合うはずもなく、「こちらの話を聞いていない」「わかっていない」といつも憤っていた。
冷静に考えれば、営業は、クライアントの意向とかコストとか社長の顔色とか、立場上、多方面に気を遣わなければならず、ストレスも多かったのだろう。彼らの言い分を理解しようとせず、何もわかっていなかったのは私の方だったように思える。
私と同じ歳のKさんは、「この歳になって、やりたかったことをしておきたいって思うよ。だからウォーキングしてる」。登山が趣味で今年は涸沢に行きたいと言っていた。
「そうですね、本当にそう思います」心から共感し、別れた。
それからまたトコトコ走り出してから、Kさんに話しかけた自分に驚いた(今更)
会社がなくなる前だったら会っても話しかけなかったな、逃げてたかもしれない。相当、人恋しくて誰かと話したかったんだな私。苦笑、でも会えて話せてよかった。
そういえば、、また思い出した。
会社の晩年はリストラに次ぐリストラで皆 疑心暗鬼になっており、職場の空気はとても悪かった。私は、いろんな所で囁かれる人の悪口を聞くのが嫌で、自分が誰かのことを批判するのもやめたくて、「今日こそは悪口を言わない聞かない」と心に決めても、つい言ってしまう聞いてしまう、ああ嫌だ嫌だ、と思っていた。
今はそんな日々から解放されて幸せなんだな。
今度また再就職できたら、今度こそ松井秀喜になろう、と謎の決意をしたのだった。