『鳥がよむ俳句』の(み)さんの句の情景が、折に触れ目の裏に浮かぶ
雪笹(ゆきざさ)の花を下蕪(しもかぶら)に挿した
「雪笹」も「下蕪」も知らなかった。
調べてみた
初夏の頃に白い細かな花をつける。
近場に咲いてないか探したのだが、見つからないので無料サイトから写真をお借りした。
花、ひそやかに咲いているね。愛らしいね。
下蕪は、花瓶
カブのように下側が丸く首の長い、フラスコのような形の小さい花瓶(合ってるかな?情緒のない例えだけど (;^ω^))
「雪笹の花を下蕪に挿した」
ただそれだけ。
それだけなのに、美しい絵のように情景が浮かぶ(ワタシ的妄想込)
背景はうす闇
下蕪は青磁。青灰色の、地味だが上品な色合いの花瓶
雪笹は葉を落とし、花瓶の口から斜めに茎を伸ばし
花は少しうつむいて咲いている
静謐な、少しひんやりとした空間
それでいてひたむきな小さな白い花の佇まい
花を活けるという行為に
日常を愛おしむ気持ちが感じられる
きっと、丁寧に生活しておられるのだろうなぁ。
私も、自然を愛しく思っているつもりだが
あちこちキョロキョロしながら
「あ、これ綺麗、あれ面白い」と
どうにも落ち着きがない。
静かに花を活ける、、憧れる。
俳句。
言葉があれば、季節を感じ、伝えられる。
ホント、素晴らしいと思うのだが
頑張って挑戦してみても、私は俳句を詠めない。
季語も雅な日本語も知らないし(>_<)
句作以前に、丁寧な生活を心がけなきゃ、ですね。
雪笹の本物が見たい
まだ、どこかで咲いているかな
週末にまた探しに行こう