先週、「ランニング依存」の話題をあちらこちらのブログで拝見し、思い出したことがある。
「依存症」で浮かんだのが、何年か前に図書館で借りて読んだ、奥田英朗氏の「イン・ザ・プール」。非常にくだらなくて面白かった(^-^; ホメテマス
プール依存の登場人物が、区民プールの休憩時間に納得がいかず、自由に休憩なしで泳ぎ続けたいという理由から深夜のプールに忍び込もうとする…。
この小説に出てくる伊良部という精神科医がハチャメチャな人で、変人ぶりもここまで突出していると、読んでいて何だか愉快になる。真面目とは対極にある生き方に「あ、これでいいんだ」と、ちょっと気が楽になるというか元気になるというか。
とても良い本ですヽ(^o^)丿
んで、夜のプールでまた思い出した。中学生だった夏の夜、学校のプールに潜入したことがある。(もう、時効だよね)
正確には、姉が「夜のプールで泳ぎたい」と言い出し、私は付き合わされたのだが。
夕飯の後、家を抜け出し、自転車 二人乗りして中学に行った。
その頃の学校は、セキュリティもへったくれもなく、校門は夜も開放されていた。よき時代であった。(ド田舎の中学ということもあるのかな)
校門から入ってグラウンドを横切り、坂を下って田んぼに囲まれたプールに降りた。プールはフェンスに囲まれていたが入口ドアは施錠もしておいらず、中に入れた。
外灯はない。月が出ていた。
暗い中で姉は水着姿になり、静かにプールに入った。
私はプールサイドで見張り役(^-^;
黒い水の中をカエルのように泳ぐ姉、プールの向こう側までいくと見えなくなる。
水面に映った月がゆらゆらと揺れていた。
何往復か泳いでプールからあがり、「気持ち良かった」と姉は満足そうに言い
また自転車に二人乗りして家に帰ったのだった。
しょうもない思い出(;^ω^)