だいぶ日の出時間が遅くなってきた。今朝の日の出は5時18分。
5時前に家を出ると外はまだ薄暗く、家の前の梨畑では鈴虫が良い音で鳴いている。
頭上には青空も見えているが、全体に曇り、ほとんど無風。
走っていると少しずつ明るくなり、空の様子がだんだんと見えてきた。
南側に低く垂れこめている灰色の雲から、霧状の筋が斜めに降り地面と繋がっている。
あちらは雨が降っているんだな、とわかる。
こちらはまだ青空、だが、10分もたたないうちに、みるみる雲に覆われた。
来るぞ来るぞ、と思っていたら、細かい雨が降り出した。
最近、走り始めると雨が降るパターンが多い気がする。
小雨の中を走っていると、川の中に黒い鳥と灰色の鳥が見えた。
カワウがドボンと水中に潜り、アオサギがすぐ近くでそれを見ていた。漁をするカワウをアオサギが見守っているかのようだった。
ふと、先日、平塚博物館で観た「野鳥愛」の展示を思い出した。
出展していた岡根武彦さんの写真に添えられたコメントに「アオサギは頭の良い鳥です」というふうな事が書かれていた。
ああ、そうか、なるほど、そうだよね。コメントを読んだときは「ふーん」という感じだったが、今、急に納得した。
以前見た、ダイサギだかチュウダイサギだかの群の中にアオサギが1羽混ざっていた。見ていると、群が飛び立つタイミングや、降りる場所の支持を与えているようなポジションにいつもアオサギの姿があった。「アオサギがリーダーなの?」とそのとき思ったのだった。気のせいかもしれないけど。
このときね。写真には写っていなけど、近くにアオサギがいた。
今日はカワウとアオサギのツーショットを見たが、ダイサギとアオサギが一緒にいる光景は、何度も目にしたことがある。
見守るアオサギ
サギはコロニーで繁殖するので、縄張り意識が薄いのかも知れないが、余計な争いをせずに、時にエサを譲り、相手を尊重して暮らすアオサギって、かなり知性のある鳥だと思う。
優しくて賢いアオサギ (#^.^#)
アオサギがもっと好きになった。今日も楽しい朝ランでした。