9月11日~12日、八ヶ岳連峰の一座、硫黄岳に登り、翌日は吐竜の滝を見てきました。
7月に夫が「硫黄岳に行かない?」とたずねて来た時は、ブルブルブルと首を振り、「私のような万年初級者が八ヶ岳だなんて恐れ多い、山の神様が怒るよ」と、非常に怖気づいたのですが、その後調べてみたら、硫黄岳は初級者でも登れる八ヶ岳入門コースということで、また、こびとくさんもお薦めしてくださり、一気に「登りたい山」になったのでした。
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9月11日 硫黄岳登山
午前3時出発。桜平登山口の駐車場に朝6時に到着したのだが、既に駐車場はほぼ満車だった。みんな何時に来たんだろう? 登山者の朝は早し。
桜平から緩やかな登り道を歩く。にゅう(八ヶ岳の近くの山)に登ったときも思ったが、八ヶ岳山麓付近の森は苔が多い。
苔の緑の中を歩いた
苔が多いということは、湿気があるのでキノコも多いのかな。いろいろと可愛いキノコに会った。
黄色いキノコにフリル付きキノコ。キノコは面白い。
テクテク登って、オーレン小屋に到着
旗のはためくオーレン小屋
突然ですが、問題です。
オーレン小屋はどうして「オーレン小屋」というのでしょう?三択
①俺ン小屋(おれんこや)が訛った
②イギリス人のオーレン氏が八ヶ岳を見て感動し、移住して小屋を建てた
③植物のオウレンから名付けた
正解は、ドラドラドラドラ♪
③です。
へぇ、私はオーレンさんの小屋かと思っていた。オウレンって花知らないし。
オーレン小屋のホームページによると
オーレン小屋の「オーレン」の由来は高山植物の名前からきています
昔から生薬としれ知られるオウレン(セリバオウレン・ミツバオウレン)が名前の由来で白く可憐な花です。
だそうです。
あら、ほんとに可憐
初夏から夏にかけて咲く花、一度見てみたい。
オーレン小屋を後に、登っていくと、硫黄岳が見えてきた。
左側の崖は、硫黄岳の爆裂火口
バクレツカコウ、なんと勢いのある響きよ。ドッカーン!とバクレツするのよね。
わーい、爆裂、爆裂(爆裂言いたいだけ)
爆裂火口の向こうには北アルプスも(雲で見えない(;^ω^))
ガレ場をエッチラオッチラ登っていくと、火口の上に立つ人が見えた。
人と比べると火口の大きさがわかりますね。なにしろ爆裂だから。
そして、山頂到着
2760メートル 硫黄岳
目の前には、おお!横岳と赤岳が聳え立つ。
ザ・八ヶ岳って感じ。
振り返ると、
天狗岳の稜線
遠くには
四阿山(あずまやさん)かな
すごーい!八ヶ岳の中に来ちゃったわ。感動。横岳や赤岳をこんな角度から見られる日が来るなんて思ったこともなかった(T_T)スバラシイ。
恐い所は一切なく、とても登りやすい登山道だった。
お薦めしてくれたこびとくさん、ありがとうございました\(^o^)/
このまま尾根を歩いて横岳まで行けるんじゃないかしら、などという勘違いは間違ってもせず、山頂付近を散策。
夏はコマクサが咲くらしいが、もう終わっていた。葉っぱだけ確認してきた(;^ω^)
これは、オンタデ? 岩場に力強く根付いている。
花の写真を撮っていると、近くでホシガラスが、ガーと鳴いて飛んでいった。
山は楽し♪
山を下りて桜平に戻り、車でデコボコ道を下っていくのだが、このデコボコが半端ない凹凸。基本、砂利道で、所々に大きな石が落ちている。一部コンクリートになっているが、砂利道とコンクリート道の間には段差があり、コンクリートも割れてる、欠けている、穴があいている。ゆっくり走行しても、道路のデコボコにあわせてお尻がバウンドし、車は「ガリッ」と不気味な音をたてる。あまりにも体がピョンピョン跳ねるので、なんだか妙におかしくなって笑ってしまった。
笑いながら、バウンドしながら下る道(;^ω^)
この日は北杜市のホテルに泊まった。
(つづく)