みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

アオサギと釣り人/春の風鈴

最近、新しい通勤ルートを開拓(?)した

田畑の中の自然道

耕運機しか通らないような草の道

雨の日以外は、この道を通っている (*^-^*)

何が楽しいかって

田んぼからカモたちの群れがワーーーっと飛び立つのを見上げたり

チョウゲンボウを見たり

先日はヒバリが飛びながらピーチクさえずっていた

そんな風景を眺めながら

長閑な通勤タイム ♪

 

この道の途中に用水路を渡る小さな橋があり

時々アオサギに出会う

アオサギおはよう」と挨拶すると

「あ、どもども」という感じで道をあけてくれる

用水路にいる魚を食べにくるのか、それとも、、、

人に慣れ過ぎている気もするなぁ

 

ある朝、「ああ、やっぱりね」という光景に出会った

用水路で釣りをしている人

その近くで、釣り人に熱い視線を投げかけているアオサギ

 

 

釣った小魚をアオサギにあげているのだろう

 

以前、ブログで「鳥にエサを与えるのはよくない」と書いた。

それは人間のエゴでしかなく誰のためにもならない。百害あって一利なし、鳥や自然に迷惑かけるな!!!と。(そこまで言ってないか(^-^;)

でも、アオサギと釣り人を見て

まあ、こういうのもありかな、と思った。

羽の色艶から、このアオサギはお年を召されている個体に見えた(よくわからないけど)

アオサギの必死で生きている様子と

この朝の風景の穏やかさが相まって

何とも哀しいような可笑しいような

不思議な味わい深さを感じた

 

釣り人を見つめて、私の存在に気付いていないアオサギ

あのー、橋 渡っていいですか

アオ「あら、気づきませんで、失礼しました」

というふうに、ゆっくり田んぼの方に歩いて行った。

 

 

同じ日

会社終わって帰宅ラン。

一日中座っているので、解放され体を動かせる喜びが溢れる

わーい♪ 家とは反対方向に走り出す

(家と会社は2.5キロしか離れていないので、ぐるりと遠回りして帰る)

 

強い風が吹ている

河津桜がだいぶ咲いてきたな

「チリ・・・チリン・・」音が聞こえた気がした

桜の中にメジロでもいるのだろうか

立ち止まって見ると

道の横の小さな広場(変な言い方)の東屋に風鈴が下がっていて

風を受けて澄んだ音を鳴らしていた

 

 

南部鉄の風鈴かな、良い音だ

辺りには誰もいない

 

河津桜は夕方の陽を浴びて咲き

春の風鈴は風と遊ぶように鳴り

束の間、現実感を失った

この世の出来事ではないような

美しい世界にいる気がした

(写真は電線が邪魔(;^ω^))

 

春っぽくなってきましたね

ハナタレ全開(≧◇≦)