10日ぶりに目久尻川沿いを走った。
季節が一気に進んだ感じがした。
草むらから、スズメのチビっ子がチュンチュン出てくる。
私は鳥の幼鳥と成鳥の違いがよくわからないが、フワフワの産毛感が残っていて、警戒心のまるでないこの子たちはたぶん幼鳥。私の足元に平気で降りてくるので、オットットとなる。可愛いけど、犬や猫にパクリとやられるんじゃないかと心配になる。しっかり生きるのだぞ、チビスズメ。
川岸は黄色い花がたくさん咲いていた。
コスモスに似ているが、キンケイギクというらしい。
※後日これは「オオキンケイギク」と判明。キンケイギクは真ん中が茶色い花みたい。
この花が咲くと、初夏だなぁと思う。
公園の木も白い花をつけている
エゴノキ 下を向いて咲いている
走っていたら、ふんわり甘い香りがした。みかんの花のような良い匂い。
スイカズラ 花の奥に甘い蜜があるそうな。
曇りの今日は、散歩しているお年寄りがチラホラ、鳥を撮っているお年寄りがチラホラ、静かな穏やかな川辺の道を走りながら、以前、目久尻川沿いで会った知り合いの言葉を思い出す。
「目久尻川を散歩しているのは、人生に疲れたお年寄りが多いから(失礼だよね)、歩いていて暗い気持ちになる。それに比べて相模川の道は、人生を楽しんでいる人が多い、だからときどき相模川の方に行ってリフレッシュするんだよ」
へぇ~、そんな風に考えたことなかったよ。
確かに相模川の河川敷には野球場があったり、サッカーグランドがあったりするので、スポーツをやっている子供や大人がよく通る。湘南ベルマーレのサッカーグランドの横で選手に会った時は、サッカーを知らない私でも「わ、オーラがある、カッコイイ」と思った。
湘南海岸まで行くと、もっと華やかになり、ガチのランナーも走っているので見ていて楽しい。
でも、私はやっぱり目久尻川が好きだな。なぜかって
①未舗装の道を走れる(足に優しい)
②人が少ない
③鳥が見られる
④家から近い
⑤自然の植物が多い(草ボーボーともいう)
これから暑くなって早朝に走るようになると、細い道の右側の草と左側の草を繋いで巣をかける蜘蛛の糸に突っ込んで、うべー(≧◇≦)となることがあるけれど、蛇もときどき出るけれど、それもまた季節を感じる風物詩(あまり歓迎しないが)。
やっぱり、鳥が出てきてくれるのは嬉しいよな、と思いながら走っていたら
「ヒッヒッヒッヒ・・・」と聞こえてきた。セッカだ。
羽の白がうまく描けない(>_<) ホルベインの色鉛筆を使ってみたい。
ヒッヒッヒッヒと鳴きながら上昇し、ジャッジャッジャと言いながら下降する。草を跨いでとまる姿が好き(*^-^*)
セッカ。この前の「ダーウィンが来た」で、草の葉を糸(虫の巣)で繋いで巣をつくる「お裁縫鳥」と紹介されていた。クチバシを使って上手に縫う姿にびっくりした。
とても器用。セッカすごいぜ (#^.^#)
それにしても、季節が変わるの早いな
田おこしが始まり、耕運機の後ろをムクドリがついていく。耕運機がかき混ぜた土の中から出てくる虫を食べるのだろう。彼らも賢い。
目久尻川の堰から田んぼに水が送られ、田植えが始まる日も近い(たぶん)。