みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

「原罪」と「汝の敵を愛せよ」

大層なタイトルだな ( ̄▽ ̄)

えっと、しつこく北海道関連のお話です。

 

旭川旅行を前に、せっかくなので旭川の作家である三浦綾子の小説「氷点」を読んでみようと、図書館から借りました。

 

 

これが非常に面白くて、旭川のホテルでは寝る間を惜しんで読んでた (;^ω^)

 

--以下、ネタばれあります--

 

物語の舞台は、昭和21年の旭川。

(『氷点』が刊行されたのは昭和40年)

病院長の妻、夏枝(美人で上品)が、夫の留守中、他の男に口説かれている間に、幼い娘が殺される。妻を恨む夫は、娘を殺した犯人の娘(赤ん坊)陽子を養女に迎える。

という話で、(内容、端折り過ぎて意味不明か)

「氷点」ってサスペンスだったの?と思った。が、違った。

 

この病院長である夫、啓造という人は、若き経営者として有能で、医師としても信頼が厚く、家族を愛する良き夫であり、性格も穏やかという 非の打ち所のない人物なのです。

啓造が犯人の子どもを養女にしようと思ったのは、学生時代に教会で学んだ「汝の敵を愛せよ」という言葉が心の底にあったのが発端。

元来 真面目で向上心の強い啓造は、「汝の敵を愛す」ことが実践できたら人として一段階成長できるという気持ちがあったのではないかと思う。

そんな気持ちもありながら、不貞をはたらいた妻を許せないあまり、陽子の出生を隠して養女にし、何もしらない妻に育てさせ、後に真実を知らせて妻を苦しめようと、目的を妻への「復讐」に置いてしまう。

そして、その複雑に屈折した憎しみは、自分をも苦しめることになる。

 

なんか、読んでいて、人とは善く生きようと思っていても、どうしても嫉妬や恨み、虚栄心に振り回されて苦しんでしまう生き物なのだと思った。

それが「原罪」というものなのでしょうかね。

三浦綾子はキリスト教徒で、『氷点』は「原罪」がテーマなのですが、ドロドロした感情は誰にでもあるとは思っても、ため息が出てしまいました。

 

でも、敬造の、自らの暴走しようとする感情を理性で必死に抑えて生活している様子が妙に共感できて、彼の前頭葉オバケ的なところがちょっと好ましく思った。

妻の夏枝も、基本的には愛情深い母親で、実際には不貞などはなく「イケメンに言い寄られるのも悪い気はしない」くらいの女心で、娘に「(近所の)〇〇ちゃんと遊んできなさい」と外に出し、男の口説き文句に耳を傾けていたところの事件で、

この物語に、わかりやすい悪人は出てこない。

なのに、お互いの誤解や、自分が傷つくことの怖さから真実を知ろうとしない弱い心が、事態をどんどん悪化させ、憎しみだけが深まっていく。悲しい。

 

そんなドロドロの思惑渦巻く環境で育った陽子は、

なんと、天使みたいに素直で明るい少女になり、物語に光を差してくれるのですが、、、

 

📕📗📘📙

 

小説の舞台となった、旭川の「三浦綾子記念文学館」はホテルの近くにあり、行ってみました。

 

www.hyouten.com

 

「氷点」の舞台となったこの場所に、文学館を建てたのですね。

朝、時間が早かったので文学館は開いていなくて、

隣接する「見本林」を歩いてきました。

 

外国の木が植えられている見本林は、敬造や陽子が住む辻口家と繋がる林、という設定で小説に出てきた場所。

 

ストローブマツを見上げながら

「この道を陽子が歩いたんだな」とミーハーな妄想に浸る( ̄▽ ̄)

 

原罪って何だろう。

仏教でいう「業」みたいな、逃れられない人の性質?

原罪から解放されるための「汝の敵を愛せよ」なんだろうか。

『氷点』上下巻を読んでも答えは出なかったけど

この作品には、続があるのです。

『続・氷点』、昨日図書館で借りてきました。

テーマは「ゆるし」だそうです。

 

じっくり読もう。

 

 

 

 

道のむこうへ

ごっしーさんの「第2回旭川と美瑛・富良野を巡る…(以下略)参加記」の記事を拝読していたら、美瑛で「ケンとメリーの木」に似た木を見られたとありまして、読みながら懐かしいCMを思い出しました。

 

50年以上前に流行ったCM。私は当時10歳くらいだったけど、よく覚えている。

BUZZの歌がよかったな、今でも歌えるよ。

 

いつだって どにだって

はてしない空を 風は歌ってゆくさ

 

涼しい風が吹いてくるような歌詞

で、次は何だっけ?(覚えてないじゃん)

YouTubeで聴いてみよう。

 

www.youtube.com

 

今聴いても良い歌。

 

スプーンとカップをバッグにつめて

という歌詞が秀逸だと思う。

 

旅に出るときにバッグに入れるのは

普通は財布とかカメラとか、今ならスマホ

私なら老眼鏡 (;^ω^) 

ないと困るもの、あったら楽しいもの。

でも、スプーンとカップって

「これ、持ってかなくてもいいんじゃない?」と思う道具で

意味のないところに、自由さを感じる。

私たちは自由気ままに憧れながら

合理性にこだわって 型通りになってしまうから

スプーンとカップの気軽さが、いいなぁと思う。

 

私なら何を持っていきたい?と考える

すぐに浮かぶのは、文庫本と双眼鏡

だめだ、自由じゃない

「なんでこれなの?」という物がいい。

うーん、何がいいかな

そうだ 💡

 

てるてるぼうず と

 

かかし を

バッグにつめて ♪ ってどう?

いいね、いいね

「これ、持ってかなくてもいいんじゃない?」感満載でしょう。

・・・バッグに入らないか ( ̄▽ ̄)

 

やっぱり

スプーンとカップが最良アイテムですかね。

 

スプーンとカップは持っていくけど

見なれた時計を部屋に残して

道のむこうへ 出かける。

今が通り過ぎてゆく前に

そうだよね。今はあっという間に過ぎてしまう

一瞬の風に飛んでいくタンポポの綿毛のように。

なんだかジンジン沁みる

どこかに行きたくなる歌です。(行ったばかりでしょ)

 

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ごっしーさんが参加された「旭川と美瑛・富良野を巡る~」に私も来年挑戦したいと思っていたのですが、レポを読むほどに厳しさがヒシヒシと伝わり、これは私にとってはウォーキングイベントでなくて「競技」だわと、やや(かなり)血の気が引いております(;^ω^)

 

でも、努力もしないで諦めるのは本意でないので

なんとかしたい

ということで、今朝は 自分の実力を知るべく真面目に歩いてみました。

道のむこうへ出かけよう

と、アタマの中で歌いながら。

 

 

シャカシャカ歩いて、平均ペース11:30

このペースでコンスタントに65キロ歩けたとして

かかる時間は、約12時間半(計算が間違っていなければ)

制限時間は13時間なので、信号待ちやトイレや休憩をいれると完全にアウト( ;∀;)

最低でもキロ11分で歩かないと間に合わない(11分でも12時間弱かかるのでギリギリ)

今日歩いたのは平らな道で、実際のコースは激坂がある。

 

はぁ~ (;´Д`)タメイキ

 

でも、厳しいけど、完歩できたらめちゃめちゃ嬉しい。

精進してみますか。まだ先は長い。

 

5年前に撮った美瑛の道

本番ではこんな坂を歩くのだよなぁ

 

ウォーキングの本を読み直そう(;・∀・)

 

 

 

 

北海道の真ん中旅③無計画の最終日

7月18日(土 旅行最終日

 

予定では、晴れたら黒岳に登ろうと言ってたのだけれど

あいにくの曇天、午後から雨予報。山はやめたほうがいいな

さて、どうしましょうか

 

朝散歩しながら考えようか。

忠別川の上流に、神楽岡公園という良さげな公園がありまして、

「野鳥の池」とかあるんですよね。行ってみよう!

5時にホテルを出て1kmちょっと歩くと公園到着。

そこは公園というより森の中で、樹々が鬱蒼と繁り

静寂に満ちて やや薄暗く(曇天だからか)

時々、ケモノの匂いがする。

ケモノ臭・・・キタキツネかな、熊?

あ、熊鈴持ってくるの忘れた

だって、公園だと思ったから(公園です)

その時!!「ガサッ」という音がし、木の枝が揺れた

( ゚Д゚;) ( ゚Д゚;) ( ゚Д゚;)

 

「呼んだ?」

うわぁぁぁ‼️

 

・・・スミマセン。これは昨日、山の帰りにビジターセンターで見たヒグマの剥製でした(大ヒンシュク)。優しい顔のヒグマさんごめんなさい。

 

木にいたのはこの子でした

 

エゾリス

タイワンリスより少し小振りなエゾリスは

木からヒョイと道に降りて、なんと! 近くに寄ってきたのです。

私たちの前で立ち止まり、小首を傾げてこちらを見てる

可愛い♡と思った瞬間、踵を返して逃げていった。

たぶん、エサをくれるかもと寄ってきたけど、何もあげる様子がないので即座に去っていったのだろうな。判断も行動も速い、俊敏なエゾリスでした。

 

公園をぐるりと歩いたけれど「野鳥の池」は見つからず

でも、ハシブトガラとゴジュウカラがいたよ。

エゾリス見たし、満足して帰りました。

 

ホテルをチェックアウトした後、向かったのは十勝岳望岳台

 

十勝岳の登山口でもある望岳台は

晴れていればダイナミックな十勝岳が見えるのでしょうけれど

今日は風強く、雲も多く、ほぼ真っ白。

 

雲の中で噴煙をあげているのがわかる

噴火しそうだよねぇ、と夫と話していたら

昨日(22日)にやっぱり噴火したそうで(小噴火だけど)。

 

以前、阿蘇に行ったとき、噴煙がモクモク上がっていて「あれって噴火の前兆かな」と眺め、帰ってきた翌日に噴火。草津白根も箱根も訪問後まもなく噴火した記憶がある。

晴れ女☀や雨男☂があるように、噴火を招く女ってあるのかな(;・∀・)グウゼンです  

 

望岳台をちょびっと散策した後は、美瑛まで戻り

知らない場所を歩いてみようと、道端のパーキングに車を止めてテクテク歩いた。

しばらく進んで、なんだか見たことのある所だと思ったら

青い池に出た。そして雨が降ってきた。

 

5年前に来たことのある「青い池」

こんなに青かったっけ?

 

青い水に降る雨よ

雨が降っているわりに明る池をぼんやりと眺め、来た道を引き返した。

 

車に戻り、拓真館に寄ってみた。(ここも5年前に来ている)

「拓真館」は前田真三の写真を展示しているギャラリー

(前々回の記事で少し触れました)

 

www.takushinkan.shop

 

前田真三が撮った美瑛の丘は、怖いほどに存在感があり

空に黒い雲が垂れこめている丘は美しく、とても見ごたえがありました。

前田真三は、「風景写真は出合いの瞬間が大切」と言っていて

積極的に風景を求めてゆく姿勢を心掛けていたのだって。

私も、外の白樺回廊に出て風景を求めてみた

 

鳥の餌台のエサ(マメか種か)が発芽した感じが面白いと思った。

 

白樺の雨にぬれた幹がキラキラして見えた

 

うーん、イマイチ ( ̄▽ ̄)

でも、風景を求めるというのは楽しいな。

 

この後も、雨散歩を楽しんだり、お茶したり、のんびりと過ごし、

北海道の真ん中旅を終えたのでした。

 

とても良き旅でした\(^O^)/

 

 

🐾おまけ

旭川空港の売店で見つけた北海道名物

 

帰ってからおやつにいただきました(*^^)v

 

 

 

 

北海道の真ん中旅②神々の遊ぶ庭で遊ぶ

今回の北海道行きは、旭岳登山が一番の目的なのですが

旅行中3日間の天気予報は、あまりよろしくなく

てんきとくらすの登山指数は3日間全部「C」。風が強いようで。

うーむ・・・(;一_一) 唸る。

ところが、16日に天気は急速に回復し

17日の予報は晴れ、登山指数は「A」に変わった\(^o^)/

 

なので、17日(金)は大雪山旭岳へ

 

カムイミンタラ

 

旭岳ロープウェイに乗って姿見駅で降り(この地点で標高1,600m)、登山開始。

少し歩いたところの「姿見の池」には雪が残っていた。

 

すげーな、おい(あまりの神々しい景色に言語能力崩壊)

 

池の周りではチングルマが陽の光を浴び

 

 

エゾツガザクラも、あちこちでポンポンしてる

 

濃いピンクのと薄いピンクの。

 

お花畑を過ぎると登山道はガレ場になり、

ゴロゴロと石が転がる道を慎重に登っていくと、

近くから「チョッチョリ、チョッチョロリ」みたいな鳥の鳴き声が聞こえてきた。

目を上げると、ハイマツの上で囀っている野鳥がいる。

登山パンツの左ポケットから双眼鏡をサッと取り出して覗くと、

喉の赤い小鳥の姿を確認。

初めて見たけど一目でわかったよ(北海道の野鳥の予習してきたから)

このコは、ノゴマだ!

登山パンツ右ポケットからスマホを出して写真を撮った。

 

ね、ノゴマでしょう。

わかりにくい? では写真ACに借りよう

 

こんにちは、ノゴマです。

日本では北海道(と岩手県の一部)のみで繁殖するノゴマ。

わぁ、ノゴマ見ちゃった、きれいねぇ。

しばし立ち止まって、空に向かって囀るノゴマの姿と澄んだ声を愛で

双眼鏡とスマホをズボンの左右ポケットに戻して登山再開。

(登山ズボンの両ポケットが膨らんで、見た目が非常にカッコ悪いのですが、ここが一番取り出しやすいので不格好は気にしない)

 

しばらく進むと、またハイマツの上に鳥を見つけた

黒い頭。今度はノビタキだ

 

虫をくわえてるノビタキ♂ 

 

・・・みちべぇは鳥の写真載せなくていいよ。わかりずらいから

という苦情が聞こえる気がする・・(;^ω^)ヘヘ

 

この辺りの野鳥は、皆さん見つけやすい場所にいてくれるのでとても有難いです。

ああ、楽しい (*^▽^*)

 

ガレ場を登っていると

左側の谷底からシューシューと音が聞こえることに気が付いた

 

火山性ガスが絶え間なく

シューーーーーーーーーーーーーっと吹き出ている。

こんなにガスが吹き出続けて、地球はしぼんでしまうのではないかと、ヘンに心配になってしまう。

 

見上げれば、爆裂火口

 

旭岳は、昔はもっと高い山だったのだけれど、噴火で山頂が吹き飛んで今の形になったのだそうな。

すさまじきもの地中のエネルギー。

火山ガスがシューシュー出たくらいで枯渇はしないですね。

 

山頂に近づくにしたがってガレ場はザレ場に変わり、着地した足がズリズリ滑る。

 

ザレ場は苦手だけど、ゆっくり進めば大丈夫

 

もう少しで山頂、がんばれ

 

昼前に山頂到着(2,291m)

 

 

眼下に大雪山の山々が広がる

 

目の前のカルデラは熊ヶ岳、その左が北鎮岳、黒岳は少しだけ見えてる。

 

雄大で優しい雰囲気の峰々が続く

 

昇ってきた側、左:忠別岳、真ん中:トムラウシ岳、右:十勝岳と美瑛岳

なんて美しいんでしょう

 

ヤマスタのスタンプもらったよ

 

ちょっと目つきの悪いギンザンマシコ ( ̄▽ ̄)

ギンザンマシコいるかな、会えるかな。

 

山を見ながら幸せな気分でおにぎりを食べた後、何気なく登って来た登山道を見下ろしてみると、なんとそこには!

何やら赤い集団が行列を成し、魑魅魍魎のようにゾロゾロとうごめいて(ヒドイ言い様)少しずつ上に向かって来ているのが見えた。団体様御一行だ。

まずいぞ、すぐにここから離れたぼうがいい(混むから)

下山することにした。

 

ザレ場を 転ばないようにヨチヨチ下っていると、間もなくお揃いの赤いTシャツを着た集団の先頭がやってきた。旭川の高校生だって。

道を譲るフリをして休憩していると「こんにちは」と明るく挨拶して先頭集団は登っていった。高校生は元気だね。

行列は切れながらも続き、中には「わー!やべっ、すべる!うわぁぁぁぁ!!」と騒ぐお調子者っぽい男子や、引率教師に「センセイ、化学だけどさぁ」と話しかけながら歩く余裕な女子がいたりして、うるさかったり したたかだったりするけれど、それもひっくるめて高校生はかわいい。「がんばって」と声をかけると良い笑顔で「あざっす」とか答えてくれる。うちにも昔はこんなの(今どきの高校生)がいたな。

若さが眩しいよ、おばさんには。

 

ここはカムイミンタラ、神々の遊ぶ庭。

雄大なお庭の中で すれ違った若い子たちは

夏の日の幻みたいだ、なんて思った。

 

姿見の池に戻り、往路とは別の散策路に入ると

また、一面のお花畑

 

チングルマと旭岳とか

 

エゾツガザクラと爆裂火口とか

スバラシイ。

 

他にも

 

ハクサンチドリ、エゾイソツツジ、アキノキリンソウ、イワブクロ、女王様(コマクサ)、キバナシャクナゲ、ゴゼンタチバナ、かな(間違っているかも。北海道の高山植物は難しい)どれも小さくてさりげないけど、しっかり咲いてる。

 

綿毛化してるチングルマも好き

 

すり鉢池に映る空と山

 

見るもの全部が美しくて

お天気も最高で

ずっと楽しかった(ザレ場下りはちょっと怖かったけど)

 

ギンザンマシコには会えなかったが

きっと、それは次の楽しみにとっておいて

「またおいで」ってカムイの皆さまが言ってるってことかな、と(良き方に解釈する)

 

神々の遊ぶ庭で遊ばせてもらった 夏の最上の一日、でした。

 

 

 

(もう少しつづきます)

 

 

北海道の真ん中旅①富良野・美瑛で花にまみれる

7月15日(水)~18(土)の4日間

北海道に行ってきました。

 

といっても15日は移動のみ。

5年前の旭川旅行の際、朝の飛行機に乗り遅れそうになるというドタバタ劇を展開してしまい (;^_^A

旅行の始まりの段階でへとへとに疲れてしまったので

 

michibe.hatenablog.com

 

少し学習して、時間に余裕を持った行動をしようと

今回は午後の飛行機で旭川に飛び、その日は何もせず、翌日から行動開始することにしました。

 

ということで旅日記は2日目の16日(木)から始まるのです。

 

✈✈✈✈✈

 

16日(木)

 

旅ランの朝ランは雨

 

5時半に目が覚たとき 外は小雨が降っていたけれど、ちょっとだけ朝ランしよう。

 

旭川駅の南側、忠別川沿いのランニングロードを下流に向かってポクボク走る。

道端には白いレースみたいな花がいっぱい咲いてる

 

ノラニンジン? 雪の結晶の集まりのような花だ

 

路上に道しるべ。見ると

 

この先、「宗谷岬」「札幌」とある。

ホントに?この道、宗谷に行くのか (;一_一)←疑いのマナザシ

っていうか、宗谷岬と札幌じゃ、方向がまるで違うよね。

道はどこにでも繋がっている、ってことかな。

 

ヘンなの~、面白い、と思いながら走っていると

後ろから来たランナーに ひょいと抜かされた。

鍛えられたふくらはぎの男性が、颯爽としたフォームでみるみる遠ざかる。

あの走りなら宗谷岬まで行けるかも(北海道の距離を甘くみている)などと思っていたら、また後ろからタッタッと力強い足音が聞こえ、更にその後ろからまた一人やってきて、次々と追い越された。

前方からも女性ランナーがびゅわっと近づいて来て、風と共にすれ違っていった。

旭川はランナー多し、そしてみんな走りがキレイだ(@_@。ハヤイし

こんな雨の中を走る人はガチのランナーか、私のような呑気な旅ランナーなのかな

などと思いながら、鹿のように美しく走る人たちに混じって楽しく走った旭川ランでした。

 

 

富良野でラベンダー色に染まる

 

朝のうちに雨が止み、朝食後は富良野の富田ファームに向かった。

 

旭川から富良野は、地図で見ると

どちらも北海道の真ん中にあるおヘソの端から端くらいの

すぐ近くって感じなのだけど、実際には50km以上あって

レンタカーのナビは「およそ25km道なりです(しかも、ほぼ真っ直ぐ)」など、あり得ないようなことを平気でおっしゃるので

道内の距離感に脳がバグる。北海道は広い。

 

そんなことを考えているうちに、富田ファーム到着

 

ラベンダー畑が広がる。遠くの富良野岳と十勝岳は雲の中

 

ラベンダー以外のお花も満開。

 

ゆっくり見学していると青空が出てきた。

 

遠くまで紫色

ラベンダーの香りに包まれ。タイムトラベルしそう(筒井康隆の読み過ぎ)

(余談ですが、筒井康隆作品は「時をかける少女」も面白いですが、『七瀬三部作』が最高傑作だと私は思います。)

 

周りの木々からセミの鳴き声が降ってくる。

あ、モンザモンザ(セミの幼虫(魚沼弁))の抜け殻みっけ

今年初のセミの抜け殻を北海道で見ることになろうとは思わなかったデス。

 

モンザモンザの向こうにもラベンダー

 

写真の手前で、畑の草取りをしている作業員の方々。

失礼して、近くで撮らせていただきました

 

暑い中お疲れ様です

この方々、紫色の服を着ておられます。

ラベンダーを見にきた観光客の目に、少しでも違和感のないように花と同系色のシャツを着ているのでしょうね。こうしたちょっとした工夫というか心遣いが嬉しい。

 

ラベンダーをいっぱい見て

 

ポストまでラベンダー色に見えてきたよ

というところで、富田ファームを後にし、美瑛へ

 

 

四季彩の丘は、色彩の丘

 

色彩の丘は、色とりどりで、パッチワークの丘とも呼ばれる

 

北海道らしい景色、なのかな。カラフルですね。

 

お花畑の丘、キレイ

 

花も綺麗だけど、丘の形状そのものが美しいと思う

 

遠くに臨む大雪山の山々の景色も含めて、美瑛の風景

 

写真家、前田真三が愛した美瑛の丘は

ジャガイモや麦などの農作物だけの彩で この丘独特の存在感を表現していて、

そこに「物事をどう捉えるか」「自分はそれをどう思うか」という拘りみたいなものがあって、生きることとはそういうことだよな、と思う。

花で飾らなくても美瑛の丘は、他と比べようがないくらい魅力的なんだ。(パッチワークを否定しているわけではありません)

 

雲がだいぶなくなってきて、十勝岳が姿を現した。

 

噴煙を上げてるね、十勝岳。

 

近い将来に噴火するんじゃない?(今は火山警戒レベル2。かなり活発化してます)

 

ふーっ ( ̄▽ ̄)

富良野のラベンダー畑も、美瑛 四季彩の丘も

現実離れした鮮やかな花々が、見ごたえ充分だったのですが

何しろ人が多くて(ハイシーズンとはそういうものだろうけど)

多言語が飛び交い、ちょっと疲れてしまった。

でも、天気がどんどん良くなって

明日への期待が大きく膨らむ

 

明日は山へ!

 

 

(つづきます)

 

 

 

植物を見て脳を休める

昨日の朝は、早起きして走ろうと思ったのだけど

眠い・だるい・なんにもやりたくない、の三重苦で起きられず

なんにもやりたくないけど

朝ごはんを食べた後、気分転換に花菜ガーデンを散歩しました

しょっちゅう行ってるな、花菜ガーデン(すっかりファンです)

日傘をして、ぼーーーっと歩いた。

 

ハスの池、花は ちらほら

ここの花は近くで見られるんだね

 

アップ (^^♪ 花の真ん中にシャワーヘッド 🚿

 

ファームの果物は大きくなってきた

 

キウイ? ウィ、キウイ。

 

ナシ? ノン、アリマス。コウスイデース。

 

只今、脳ミソお休み中 ( ̄▽ ̄)

 

新潮文庫 📘

 

果物はどれも美味しそうに育っているけれど

一番「おおっ」と思った実は

 

バラの実。艶っつやの真っ赤っか(プチトマトじゃないよ)

クレマチスの成長の姿を見た

 

これが

 

こうなって

 

こうなる (@_@。

種がロックだ。

チングルマみたい

 

あ、ヒマワリが真上を見て咲いてる

 

花の器に降り注ぐ陽光

 

ユリも空に向かって

 

吹き鳴らせ、夏の音楽

 

こちらは逆に真下向き

 

この白い花の中にそれぞれ蛍が入っていたら

夜の闇の中、ぼんやりと光って幻想的だろうな

のホタルブクロ

 

大輪!タイタンビカス

人の顔くらいの大きさの花(人の顔サイズもいろいろだが)

 

花菜ガーデンも夏っぽくなってきた。

 

(ほぼ)何も考えずに、ホヤ~ンと園内を散歩しました。

やっぱり植物は面白くて

「なにもしたくない病」から若干抜け出せた気がします。

植物の力、ありがたし。

 

何も考えなさすぎて、文章が意味不明だな

スミマセン(;^ω^)

 

 

 

魔法の言葉

夕食後、スマホを見たらばLINEが2件入ってまして、

1件は実家の兄から

もう1件は、兄のLINEから15分後に姉から。

兄も姉も頻繁に連絡してくる人たちではないので

二人、ほぼ同じタイミングのLINEなんてめずらしい

悪い知らせか? (;・∀・)

 

急いで、後から来た姉のメッセージを見ると

「見た? 面白いね」とだけあり

 (・・???? 

頭の中がクエスチョンのまま、兄のLINEを開くと

そこには画像が1枚貼ってあった。

 

故郷、魚沼地方の方言が番付形式で書かれたもの

 

 

ひとつひとつ読んでいると、じわじわと懐かしさが込み上げてくる

 

日本や日本人をきちんと語るには日本語でないと伝わらないニュアンスがあり、それは他の国も同様。なんてことを聞くけれど、方言も同じだなぁ、と思う。

生活も記憶も言葉と共にあるから。

私は、しゃきらもねぇことばっか言ってるじょっぺな子だったども、おっかながりのひとめっこでもあったよ。(翻訳:私はくだらないことばかり言ってる調子にのった子供だったけど、怖がりで恥ずかしがりでもあったよ。)

 

んで、番付 西の横綱は「あちこたねえ(大丈夫)」。

昔、よく言われた言葉だけど

「あちこた」ってなんだろう、と今更考える。

たぶん「あちこち右往左往する」みたいな意味で

「あちこたねえ」は「慌てることはない」で、「大丈夫」は意訳だよな、と思う。

 

子どものとき、外で転んで(よく転ぶ子だった)擦り傷をつくって泣いて帰ると

家族(母だったり、祖母だったり、兄か姉だったり)が

「あちこたね、あちこたねえよ」と赤チンを塗ってくれて

それだけで痛くなくなった気がしたのでした。

「痛いの痛いの飛んでけ」と同じ効果だね。

 

先日、高校時代の友人が くも膜下出血で倒れたと連絡が入って、驚き心配で落ち着かない数日を過ごし、退院後にお見舞いの電話をしたら、彼女は落ち着いた声で

「あちこたねえて」と言ってた。

「ゆっくりだけど体は普通に動くし、のんびりやるわ。また遊びに来いて」と。

彼女は高校を卒業した後も、体の弱いお母さんを支えて家に残り、今でも自然な魚沼弁を話すネイティブスピーカーです。(私はもうカタコトしか話せない)

 

「あちこたねえ」は優しい言葉。

こちらの頭をポンポンとして

不安な気持ちを消してくれるような、魔法の言葉なんだよ。

 

岡山と神奈川に住む妹たちが懐かしがるだろうと 方言番付を送ってくれた兄に、ありがとうLINEを返し、姉には「魚沼弁いいね」と返信したところから近況報告が始まり、しばし姉妹のわちゃわちゃ時間を楽しんだのでした(テキストだけど)

 

 

さて、来週は北海道 ♬

が、天気予報はあまり芳しくなく

先週見た2週間予報では、旭川は4日間とも雨 (´;ω;`)ウゥゥ

今日の予報では、1日くらい晴れ間がのぞくかも、って感じで

ま、どしゃ降りではないし

曇っていても花や鳥は見ることができるだろうし

雨もまた風情があってよろしいのではないか。

「あちこたねえ」。きっと良い旅になるよ

なってほしい、なってください<(_ _)> と思っているのでした。