みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

生きのびたいのではなく生きたいのだ

穂村弘の「はじめての短歌」を読みました 短歌の作り方というより、短歌ってこんな世界だよ、という本(だと思う) 穂村弘は、「生きる」と「生きのびる」を分けて考えていて(厳密にいえば分けてないが) ぼくらは「生きのびる」ために生まれてきたわけじゃ…

人間なんて ららーらららららーら

先週、町田市にある「あとりえ・う」に行ってきました。 「あとりえ・う」は、山の版画家、畦地梅太郎氏のアトリエを開放して、作品を観たり購入したりできる、こじんまりとした空間です。 暑い中、電車で行きましたが、ネットでも販売しているみたい。 atel…

セッカのチャチャチャ

昨夜、「増えるものたちの進化生物学」という本を読み終えました。 面白いと思ったのは、「人は何のために生まれたのか」の問いに対して著者は これに対する答えははっきりしています。私たちには、「〇〇のために生きている」といったわかりやすい使命や目…

ペンギン眉

くだらない話です 今朝、洗面所から出てきた夫が「見て見て~、こんな眉のペンギンいるよね」と、嬉しそうに自分の顔を指さした。 見ると両方の眉の端の毛が長く伸びて、ピンと跳ねている。 ああ、イワトビペンギンだね。 かつての村山首相は、長い眉毛が垂…

生まれて死ぬ話

先日読んだ「夏物語」の登場人物が、深沢七郎の「笛吹川」をチラリと語っていて、興味を持ったので読んでみました。 そこはかとなく、不吉なカバー絵(;^ω^) 戦国時代の甲州、笛吹川の土手の小屋で暮らす貧しい家族の話。 Amazonでは、「生まれては殺される、…

「夏物語」を読んでつらつらと思う

夏なので夏っぽい本を読みたいと、図書館で川上未映子の「夏物語」を借りて読んだ。 川上未映子の著作は、過去に間を置いて2~3冊読んだことがあるが、「この人の作品は続けて読めないな」と思った。なんというか、面白いのだけれど副作用が強すぎる。ヒリ…

モノには名前があるということ

原田マハの「奇跡の人」を読んだ。 図書館で冒頭を少し読んだが、明治初期の津軽が舞台なので、ヘレン・ケラーの話とは別物と思って借りた。 しかし、読んでいくうちに、あの「奇跡の人」の日本版だと解った。 1歳の時に病気で視力と聴力を失った少女❝介良…

ことり

田植えが始まりました。 上も下も空になる季節。ウユニ塩湖みたいじゃない?(比べる対象がおかしい) この頃のJOGは、毎回10キロから12キロくらいの距離で抑えていたが、今日はちょっと調子が良い気がするので14キロ走ることにした。 田んぼに水を送るた…

娘に借りた本/夫に渡された本

毎年、今の季節になると思う。 世の中にアマリリスの多々あれど うちの子が一番美人(親バカ(;^ω^)) 水しかあげてないのに、もう、十何年も毎年咲いてくれています。 ラリラリラリラ しらべはアマリリス~♪ ----- 娘に借りた本 「キラキラ共和国」は「…

「対岸の彼女」支離滅裂感想

角田光代「対岸の彼女」を読みました。 図書館で手に取り、冒頭の1行に目を通して、借りた。 「私って、いったいいつまで私のままなんだろう。」 昨日、読み終わって本を閉じたときの気持ちは 「・・・で?」 言いたいことが解らない。私の理解不足?普段な…

本があるから

旅の必需品に「本」がある 列車の中で文庫本を読み、時々窓の外を流れる景色を眺め、眠くなったらうたた寝をし、目が覚めてまた本を読む。楽しく心安らぐ時間が流れる。 歩き疲れて立ち寄った喫茶店で、コーヒーを前に読書するのもいい。 夜、眠る前に本を開…