みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

牛伏山の牛/松本で青春を思う

霧が峰の続きです)

 

一夜明け、テントをたたんで美ヶ原に向かった

 

駐車場に車を止めて歩く。向かうは牛伏山

 

10分で到着 (*^-^*)

 

牛伏山、1,985m

駐車場が既に標高1,900mくらいなのでサンダルでも頂上に行ける(;^ω^)

 

しかし、侮ることなかれ

山頂から見る山波は美しい

 

 

反対側は

 

ハイキングコースですね

 

よく見ると、手前に白いのや黒いのや、生き物が見えません?

牛伏山っていうくらいで、彼女らは放牧されている牛

 

そこかしこで草を食んでいる天空の牛(乳牛)

いいわね、お乳が大きくて

 

「何見てんのよ」 睨まれた

 

牛たちは、山の斜面を自由に歩いて、草を食べて、また歩いて

きっと美味しい牛乳が出ることでしょう

牛を眺め、その辺をぐるっとハイキングして下山した

 

この日は、松本のホテル泊

 

夕方、松本城に行ってみた

 

松本城は、日本一恰好良い城だと思います

風格も、上品さも兼ね備えて、素敵よねぇ(城好き)

石垣も渋いよねぇ

しばし見惚れる

明日は、朝ランでまた来ようかな

 

・・・・・

 

ということで

翌朝、4時半から朝ランしました

結構涼しい

 

ホテルからお城まで1キロ弱なので、すぐに着いてしまった

 

風もなく、お堀の水面に城が綺麗に映っていました。

静か。美しい。

早朝ランは、観光地なのに ほぼ誰もいないのがいいですよね。

 

次はどこに行こうか

近くに「あがたの森公園」という公園があったな、行ってみよう。

 

城下町を抜け、美術館の前を通って公園に。

入口の門に「あがたの森公園」「旧制松本高校前」と札が出ている

旧制松本高校は、現在の信州大学の前身だよね。

んで、松高といえば、北杜夫じゃないですか!

ドクトルマンボウこと北杜夫の本は、私、中学から高校にかけてめちゃ読みました。

 

旧松高 校舎

ここで、北杜夫バンカラな(死語にも程がある)青春時代を過ごしたのか。

鬱勃たる情熱(パトス)を持って

疾風怒濤(ツンドラタイガブリザード)な日々を送っていたのね

週末には山ばかり登っていたと「どくとるマンボウ青春記」に書いてあった(北アルプスが近くて羨ましい)

情熱を持て余し、鬱屈した青年の姿を思う

 

「われらの青春ここにありき」

松高生のとても解りやすい碑もあった

 

北杜夫の、お坊ちゃん風で繊細なダメ人間っぽいなところが好きだったなぁ。

どくとるマンボウを読んでいたあの頃

15歳~17歳くらいの あの頃から私は変わったんだろうか?

当時の私は大人しい少女だったが、心の中はいつもザワザワしていた。

今は、口数少ないおばさんだけど、内面はうるさい。

変わってないじゃん

世渡り的なところは多少うまくなった気もするが

それを自信にできない、自信にしたくない自分がいる

それより、思慮深くなりたいとか

いろんなこと(美しさも悲しさも)を感じる豊かな心を持ちたいとか

思うけれど、そちらの成長は今一つのようで

現実の自分は、年を取って偏屈な老人になりつつある感じ。

そんなことを考えながら、公園をぐるりと走りホテルに戻った。

 

チェックアウト後、夫はもう一度松本城を見たいと言い

またまたお城へ(私は三度目) 何度でも行くよ。

今度はお城の中に入って、城内から松本の町を見下ろしました。

木造六階ってすごいよね

 

そして、帰路へ

 

-----

 

今回は(も)、振り返るとダラダラとした旅でしたが

それぞれの場所が、それぞれに面白かったかな

見たものによって、それぞれ思うところもあったりして

(それぞれ言い過ぎ)

そんなこんなで、まとまらないままに

終わりです

 

チャンチャン ♪