みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

怠け者ラン

4時過ぎに目が覚めた

いつもなら、半分眠ったまま着替えて、ヨロつく足で走り出すのだが、

今日は、リビングに出しっぱなしの新聞やグラスをちゃちゃっと片付けてから

ちょっと楽しい気分で外に出た。

8月に300キロ走ったので、今日はそのご褒美ランの予定。

お休みだし、時間を気にせずゆっくりのんびり走ろ(いつも、ゆっくりだけど)

 

そういや、普段は怠けているのに休みになると妙に張り切って動く者のことを

「『怠け者の節句働き』っていうがよ」と、祖母が言ってたな。私のことだ

 

怠け者といえば

動物のナマケモノは、1日18時間 寝るそうな

体に苔が生えるくらい動かない

動かないからそんなに食べない

木の上で葉っぱを少し食べ、木の枝にぶら下がって寝る

排せつの時にだけ木から降りる、ってところが律儀者

余計な消費はせず、無益な争いはせず

エコで平和な動物である

いいなぁ、ナマケモノ

 

私は、ナマケモノのように立派な生き物でないので

一介の怠け者として おとなしく走ろう

 

十六夜の月の下をホテホテと走る

9月に入って、少し涼しくなった気がする

川沿いの道は、コオロギやらマツムシやらが鳴いている

虫たちの音楽をBGMに走っていると

空が明けてきた

 

開けの明星、あれは金星でしょうか

スマホで撮れるんだね、明るい星ね

 

明るくなっていく草地から、虫の音に混じって鳥の鳴き声が聞こえる

「ピピ、、、ピピ、、、」2音ずつの声、なんだろう

見ると、草の上で小鳥が動いているのがわかるが、、、誰?

双眼鏡持ってくればよかった(たぶん、双眼鏡で見ても薄暗くて見えない)

立ち止まって目を凝らし、耳を澄ませたがわからず

諦めて、また走り出した。

 

空は青く、月は白くなってきた

 

ネコのしっぽに白い月

月に向かって、カラスが一羽飛んで行った

 

陽が上り、川沿いの草や花を照らす

 

今日も暑くなりそうだ

 

電線上ではカワウがディスプレー(羽を広げて乾かしている)

 

落ちないでね

 

久しぶりの、ちょこちょこ立ち止まってばかりラン(*^▽^*)

こういうのが好きだな

 

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夜明けに聞いた「ピピ、、、ピピ、、、」の声の鳥

家に帰ってから、サントリー野鳥図鑑で調べると(インターネットのサントリー野鳥図鑑は鳥の鳴き声から野鳥を探せる優れもの。いつもありがとうサントリーさん)

コチドリのようだった。

そっか、去年は目久尻川コチドリを見たけれど

今年はお目にかかれていなかったわ

声だけでも聞けてよかった。

 

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蛇足:8月は300キロ走った話。

ほぼ毎日走った。

毎日走ってもマラソンは走れない、って小出監督の本に書いてあったけど

そんなことは身を以って、重々存じております。

でも、負荷をかけたトレーニングをすると具合が悪くなることも

これまた痛いくらい、経験から知っている。

だから、質より量で勝負 (;^ω^)

走るのに向いてない。走っても辛いだけの体ならば走らなければいい、と結論はいつもそこに行く。

走る時間と労力を、もっと何か建設的なことに使ったらどうよ、と思わないでもない。

しかし、走るには 人それぞれ理由があって

私は、外が好きというのが一番の理由で、

他に「アタマの整理」とか「精神安定」のためとかもあるわけで

あとは、、なんだろ? なんでしょうね

ま、意味があるんだかないんだか自分でもよくわからないことにエネルギーを注ぐのも、人生においてアリなんじゃないかとも思う。

 

今日の早朝ランは楽しかった。

 

9月もぼちぼち行きましょか