キビタキを見たい病 に罹ってしまった
キビタキ(たぶん)の美しいさえずりを聞いた、が
声だけで、一度も姿を見ていない
思えば数年前、嬬恋でキビタキを見たのが
バードウォッチング(モドキだけど)を始めるきっかけだった
嬬恋鹿沢国民休暇村の露天風呂に入っていたとき
風呂の傍の木に鳥が飛んできた
夕方の少し暗くなった景色の中で
その鳥の黄色いノドがはっきりと見えた
あれは何?
後から調べると「キビタキ」という野鳥だと。
写真で見ると、可愛くて
黄色い眉は凛々しくもあり
野鳥というものは魅力的な生き物だと思った
家に帰って、双眼鏡を買った
などと思い出していたら、ますますキビタキに会いたくなってきた
見たい会いたい
キビタキさん、会いたいです(病)
夫が「箱根でも行く?」と言ってくれた
おお ♪ やった。車出してくれる、ありがたい。
去年も箱根でキビタキ見たね (*^-^*)
日曜日、早朝に家を出て
西湘で日の出を迎え、一路箱根を目指す
芦ノ湖のビジターセンターで車を降りると
硫黄の匂いがした
気温18度(車の温度計で)少し肌寒いくらだが
風がそよとも吹いておらず
野鳥の森にも、硫黄が滞っている感じがした
静寂
鳥の声は聞こえない
何もいない、気配もない
野鳥の森は諦めて
九頭竜の森で、鬱蒼と茂った木の間を飛びまわる鳥を発見
双眼鏡で見ると、黒い羽根、胸のあたりが黄色い
いたぁぁぁ! キビタキ
と思ったが、すぐに見失う。
夫に「見た?」と聞いたが、見てないらしい。
待っていると、また同じ場所に小鳥が現れた
今度こそ、と見ると
これは、はっきり ソウシチョウ
ってことは、さっき見たのもソウシチョウ?
とたんに自信がなくなり、
その後しばらくキビタキの姿を探したが、見つけられなかった。
湖畔の道を鳥を探しながら
元箱根まで歩いた、が
カラフルなスワンはいても、キビタキはいない
箱根恩賜公園まで足を伸ばした
ここから見る湖は、摩周湖みたいじゃない?(全然違う)
あっちもこっちも、ホントにソウシチョウが多い。
ピューヒャラと優雅に鳴いている
はいはい、わかったから。ちょっと黙ってて (ー_ー)
と、ついヒヨドリと同じ扱いになる(ヒヨにもソウシにも失礼)
キビタキは、いないなぁ
箱根は 鳥が少なくなった気がすると、去年も思ったけど
今年は更に減ったような、、気のせいか?
この日、見た鳥はシジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、ムシクイの仲間(判別できず)、コゲラ、ソウシチョウ。
ビジターセンターに戻り
森の中を歩いていると
周囲でヒグラシがカナカナと鳴きだした
カナカナの声は、遠くなったり近くなったり
ヒグラシの声を聞くと、なんだか妙に寂しくなり
ああ、お墓参りにいかなきゃ、となぜか思う。
昼ごはんを食べて、もう一度 野鳥の森を周ったが
キビタキはいなかった。
朝、見たのがキビタキだったのかな
たぶん、そうだったと思うけど
私の鳥見は「たぶん」ばかりだ
ちゃんと、はっきり見たい
夏が終わる前に。
会いに行かなければ
会いに来てはくれないから
行くよ
でも、どこにいるんだろう
鎌倉にはもういないだろうな
また箱根か
早戸川林道にいるかな
検討中