みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

山形旅② 鬼の町 高畠

6月2日(日)

ラソン大会が終わるのを待っていたかのように、雨が降ってきました。

 

☂☂☂☂

 

午後、高畠のホテルに車を置いて、レインブーツに履き替え 傘をさして歩きだした。

蕭々と降る雨の中を、なぜ車を使わないで歩くのかというと

行先が、「高畠ワイナリー」だから ♪ (*^^)v

 

20分ほど歩いて、ワイナリーに到着

 

花々に彩られたワイナリー

誰もいない庭を、花を見ながら歩きました

 

雨の中で咲くバラ。色がやわらかい

 

プリティなフラワーたち(花を形容する言葉が出てこない)

 

ワインショップの入り口にも花

 

中に入り、ショップでワインの無料試飲をし

奥のカフェで有料のティスティングを試し

お手頃価格のワインを購入しました

 

酒瓶を抱えてすっかりゴキゲンな酔っ払い (*^^)v

 

さて、入口にあるフラグには、この高畠ワイナリーのマークが描かれているのですが

中に鬼が二人(二匹?)います

 

これね。かなりワルそうな鬼。

 

高畠は、駅前に鬼をデザインした幟がはためき

道路のタイルも鬼

 

 

そして、町を代表するワイナリーのロゴも鬼

 

鬼だらけ

なぜ鬼?

 

それはね、「泣いた赤鬼」の作者、童話作家浜田広介

この高畠の出身だからだよ ('ω')ノ

高畠が誇る児童文学の巨匠なんだね

 

☆彡☆彡☆彡☆彡

 

翌朝、雨が上がったので「まほろば緑道」という遊歩道を散歩しました。

 

木々の緑が清々しい、気持ちのよい道

 

田んぼ~

 

テクテク歩いていると、また鬼が現れた

 

 

遊歩道添いに大きな建物と広い庭があり、入口の門には「浜田広介記念館」とある。

早朝なので、記念館はまだ開いていないが、庭は見れるようなので

ちょっと覗いてみた

 

「泣いた赤鬼」の一文ですね

 

この物語は

欲しいものを手にいれたくて、一番大切なものを失った赤鬼の悲しいお話

と思っていましたが、

これ、実は「愛」の話なのかな。

大事な友だちが幸せになることを願って、自分は身を隠した青鬼。

自分のことより相手を思う心、みたいな、愛のカタチ。

誰でも、自分が幸せになりたいものね

だから「マラソンと私とどっちが大事なの」なんて言葉が出るのだろうな

大切な人が一生懸命やっていることなら「ああ、彼は今幸せなんだな」と見守るのが、結局は自分の幸せにもつながるのにね

 

だから、青鬼は幸せで、赤鬼は泣いた

 

山形から帰ってから、「ないたあかおに」と「りゅうのめのなみだ」の絵本を読み返して、

なるほど、浜田広介のテーマは「愛」なのか、と思った

歳をとってから、童話を読み返してみるのも面白いものです

 

♡♡♡♡♡♡

 

そんなこんなで、いろいろと楽しい山形の旅でした。

車で6時間以上かかって、夫は運転 大変だったでしょうが、

また行こうね。(今度は月山登山だ!)

 

◎◎◎◎◎

 

おまけ

 

帰る途中、福島県三春町に寄って滝桜を見ました

緑の滝桜

ひっそりと、けれど力強く立っていた

生命の偉大さ

 

 

 

おわりっ