みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

キビタキィィィィ

まだ、しつこくキビタキを探してます

今回は4度目の正直

3度目がダメだったなら、4度目も望み薄いんじゃないのかい

とは考えない。見つけるまで探す

執着の鬼なのです。

 

っていうか、連日の暑さでだいぶやられてしまい

だるい、眠い、だるい、眠い

「もー、涼しいところに行こうよ」と半ギレで夫に申し出たところ

「宮ケ瀬でも行こうか」と夫

宮ケ瀬? あんまり涼しくないけど・・・

でも、キビタキに会えるかも。「行きましょう」

目的がコロリと変わっても気にしない

 

朝4時過ぎ、雨がバシャバシャ降っていたけど

そのうち止むだろうと、家を出た

先々週はバスで行った道を今回は車で。

バスは気兼ねなく寝れるところが良いよね

車の助手席では、気兼ねしながら寝る(どっちにしても寝るんかい)

だって眠いんですもの

 

予想通り(予報通り)雨はあがったものの

早戸川林道は湿気がすごく

夫は「眼鏡がくもる」としきりに眼鏡を拭いていた

 

普段から湿度が高いんだろうな、林道のコンクリート壁は苔で覆われている

 

風は時々そよそよと吹く感じ

宮ケ瀬湖は穏やかな水面を見せていた

 

 

湖面は静かだが

林道の木々からは、蝉の鳴き声が雨のように降ってくる

蝉しぐれ。夏、真っ盛り。

 

しばらく歩いていくと、蝉の音がふと途切れ

チヨチヨと鳴く鳥の声が聞こえた

可愛い鳴き声はメジロ。何羽かが元気に飛び回っている。

その後も、何度かチヨチヨのメジロに遭遇。

今日はメジロによく会うな、というよりメジロにしか会わないな

と思いながら歩いていると、またチヨチヨ

はいはい、メジロね美味しい木の実があるのかな

と、通り過ぎようとした。

ここが私のダメなところ

 

双眼鏡でメジロ(と思ってた)を見ていた夫が、その場を動かない。

「どうしたの?メジロでしょう」と言うと

「うん、メジロっぽい色なんだけどお腹とか白いんだよね。あとフォルムが違う」

その時、空に響くような澄んだ声が、短く「ピ、ピ」と聞こえた。

キビタキの声?

もしかするともしかして、あなたが見たのはキビタキのメスではないかい?

夫の示す方を見ると、木の中でチョロチョロ動く鳥影があるが

葉に隠れて見えにくい

「出ておいで」心の中で願いながらその場でじっと待つ。

足が疲れてきた頃(立っているって疲れる)

ひょいと、鳥が姿を現した。

羽が黒く白斑があり

ノドから胸にかけて鮮やかな黄色の、、

キビタキだぁぁぁぁ!(♂)

 

(写真ACより)

 

会えたねぇ (T_T)

執念深く探してよかった~

メスは、私は見つけられなかった

 

メスも愛くるしい。夫が見つけたのはたぶんこの子 (こちらも写真ACより)

 

鳥を探すって、じっくりと待つ辛抱強さが必要なのね。

と改めて思った。これが結構難しい (;´д`)

今回は、いろいろと夫に感謝だ。

 

 

お釈迦様は、「執着する心が苦しみを生む」と言ったようだけど

今回 私は、キビタキにめちゃ執着して、幸せだった。

そりゃもちろん、うまくいかなければ苦しむだろうが

苦しんだり幸せだったり、泣いたり笑ったりするほうが

何もないよりいいよな、と

小鳥一羽のことで、大げさに思ったりしたのだった。

 

うひょひょヽ(^o^)丿