みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

白露を探しに

昨日は二十四節気の「白露」でした

 

白露(はくろ)…美しく かつ涼しげな言葉

涼しくなってきた頃の草葉についた朝露のことですね。

夏の間も朝露はあって、草地で足を濡らしたりしたけれど

9月の、夏の終わり(であってほしい)の白露とはどんなものだろう

 

きっと、草の葉が夏の鮮やかな緑よりは少し優しい色になって

そこについた露は、真夏のようにキラキラと輝くのではなく

少し滲んだ白にも見える透明な水滴が

ひんやりと、穏やかな光をたたえている

てな感じだろうか

 

見たい、と思ったが、昨日は台風で白露どころではなく

今朝の朝ランで探すことにしました

しかし、夜の間 雨が降っていたようで

これじゃ白露は見られない (T_T)

でもっ

草露も雨粒も水に変わりはないか?と、大雑把すぎる期待をもって(ヒドイ)

とりあえず家を出た

 

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夜明け前

家の前の梨畑は全ての収穫を終え

夏の間、毎夜 灯っていた防蛾灯の黄色い光が消えていた

今年も美味しい梨だったよ(毎年、農家の庭で直売している)

ごちそうさまでした。

梨畑に感謝の念を送って走りだした。

 

今朝の月は、雲に隠れたり出てきたりの

 

三日月、ではなく二十五日月くらいかな

細い月

昔読んだ漫画、大島弓子の「綿の国星」でチビねこが

「猫が空を引っ掻いてクレセントムーンができました」みたいな歌をうたっていたような。あれはもっと細い、空の傷みたいな月を見て歌ったのかな。細い月を見るとチビねこを思い出します。

(クレセントムーンと「綿の国星」の話は前にも書いたな、と思って調べてみたら、ありました。やっぱり三日月を見て チビねこを思い出している (;^ω^))

 

朝焼けもなく、灰色の空のまま いつのまにか周囲は明るくなっていた

 

道端の草を見ると

 

完全に雨に濡れた葉っぱと花 (;^ω^)

涼しげではある

 

こちらも

 

雨の雫が白く見えないこともない

空が曇っているせいか、落ち着いた佇まい

 

今年の夏はめちゃ暑かったけど、野の草花たちは文句も言わず枯れもせず

よく頑張ってきたよね、ようやく少し涼しくなってよかったね

と、白露(もどき)を見て思った。

また明日から真夏日になるようだけど(勘弁してください)

 

白露は、9月8日だけという説と、秋分の日までの期間が白露という説と

両方あるみたい。

後者であればまだ白露を見る機会はある、と自分に都合の良いように考えて

今度は本物の白露を なにげに探してみよう。