みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

羽田空港で力尽きそうになった話

週末、北海道旭川に旅行に行ってきました。

羽田で飛行機に乗るまでがあまりにもドタバタだったので、反省の意も込めて書いてみようと思います。長文です(いつも?)

 

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「ねえ、10月に旭川に行かない?」夫に言われ

私「うん、いいんじゃない」と答える。

我が家の旅行は、いつもこんな風に始まる。

夫が計画し、私が連れて行ってもらう。

さながら、桃太郎とそれに従う犬のごとし(猿と雉はいないが)

 

今回も、桃太郎(夫)が飛行機、レンタカー、ホテルの手配をし、犬(私)はついていく。

楽ちんw

夫を大切にするんじゃなかったのか、って?

いいのいいの、旅行計画は彼の趣味だから。趣味を奪っちゃ可哀そうでしょ

私は同行するのが夫孝行なの(自分に都合のいい考え方)

 

夫にもらった予定表によると

今回乗る旭川行きの飛行機は、朝7時45分 羽田空港

我々は神奈川の田舎に住んでいるので、始発電車に乗っても羽田空港に到着するのが6時54分、出発の50分前である。

あまり時間に余裕がないが、出発の20分前に保安検査場(手荷物検査)を通ればよいので、まあ大丈夫でしょう(いつものことだが、これが甘い考えだと後で知る)

 

出発の日、朝4時に起きて予定通り始発電車に乗り、その後東海道線に乗り換えた。眠い

早朝の東海道線は結構混んでいる。夫はドア付近で立ったまま目を閉じている。

私、ぼんやりとドアの上の電光掲示板を見ていると、ふとその文字が変わった

 

京浜急行線、人身事故により京浜川崎駅神奈川新町駅間で上下線とも運転見合わせ」

 

なんと! 私たちが横浜で乗り換える電車ではないか

眠気が一気に吹き飛ぶ

落ち着け、私には旅行計画オタクがついているではないか

仕事で出張が多い彼は、旅慣れてもいるだろう

羽田空港行き最善の別ルートを瞬時に編み出すに違いない

幸い、乗り換えの横浜駅到着まではまだ15分ある

寝ている夫の肩をトントンと叩き、電光掲示板を指さすと

彼は眠そうな目で一読し、一言

「ああ、だめだね」

 

だめだね、じゃないでしょうw

ここで諦めて家に帰るのか?まだ旅は始まったばかり、神奈川からも出ていない。

旭川の紅葉を、旭山動物園のシロクマを、セイコーマートを、シマエナガを見たいのよ(シマエナガは北海道に行けば見れる、というものではありません)

 

というようなことを思いつつ、即座にスマホを出して調べる

羽田空港行の最短ルートは、

ルート①横浜駅で降り、9分歩いてYCAT(横浜シティエアーターミナル)に行き、リムジンバスに乗る。バスだから渋滞があるかもしれない。

ルート②このまま東海道線に乗り続け川崎で降りる。川崎駅から京浜川崎まで徒歩7分、そこからなら京急動いているから大丈夫と思う。

ルート②が無難かな、と夫に言うと、

「いや、京急はダイヤが乱れているだろうからアテにならない。バスで行こう」

却下された。

 

 

6時14分 横浜駅で電車を降りる

ここで、私の脳内ストップウォッチがスタートする

保安検査場タイムリミット(7:25)まで あと1時間11分

飛行機出発まで あと1時間31分

 

6時20分 ズンズン歩いてYCATに到着、が

バスターミナルには長蛇の列が。

ひぇーっ、100人くらいか?もっとか?

そりゃそうだよね、電車止まってるのだもんね

みんなバスで行こうとするよね うむむ

 

バスは6:30、6:40、6:50発…と10分間隔で出ているらしい

空港までの所要時間は24分

この人数では、6:30発のバスは乗れるわけがない

6:40も無理だろう

最悪でも6:50発に乗らないと間に合わない

臨時バスは、、ないらしい

ああ、だめだね

と思ったw

 

しかし、さすがわれらのリムジンバス

思った以上の収容力があるようで、長蛇の列は次々とバスに吸い込まれ、私たちは6:50発のバスに乗ることができた。

6:52発 定刻より少し遅れて発車

 

保安検査場タイムリミット(7:25)まで あと33分

飛行機出発まで あと53分

 

保安検査場には、出発20分前に入れば良いが

その前に荷物を預けなければならないから、空港には7:15には到着したい

となると、ギリギリ間に合うか?

悲しいことに、バスは渋滞にはまった。ピンチ

 

といっても、止まってしまうような渋滞ではなく数分間ノロノロ動く、

胃が痛くなってきた

7:20 空港着 急げ!

 

空港ロビーを、夫が先に立ってサッサと歩く

後ろを私が小走りで追う

ん? 違うぞ ここじゃない

私「北海道行は北ウィングから出るからここじゃないよ。ここは南ウィング」

夫「北ウィングはどうやって行くの?」 私に聞くな

JALの職員に聞こう

夫「北海道行に乗りたいのですが」

J「何時の便でしょうか」

夫「7時45分です」

J「もう、お時間がありませんのでお荷物はそのまま機内にお持ち込みください。そちらからお入りください」

と、近くの保安検査場を指さした。

大きいキャリーバック持ってるんですけど、機内に持ち込んでいいの?

JALの人がいいって言ってるからいいのよね。

 

そうこうしている間に 7時25分

 

保安検査場タイムリミット(7:25)まで あと0分

出発まで あと20分

 

さあ、保安検査場に突っ込め

通ってしまえばこっちのものだ

 

保安検査場では、事前に発行されたQRコードスマートフォンに表示し、機械にピッとかざす。

あとは手荷物の検査をすればそれでOK、楽勝

と思うが、案の定そうはいかない

 

QRコードが読み取れない

なんで なんで? 私何かした?

JALの職員「ちょっとお借りしてよろしいですか」

私からスマホを受け取り、画面を確認し自分で読み取ろうとするが赤いランプがつくばかり

J「こちらでお待ちください」

違う機械に移り何やら操作している。

J「申し訳ございません、お席の変更をさせていただいております。窓際のご予定でしたが真ん中のお席になってしまいます、ご了承ください。時間がございませんのでお急ぎください」

え?どういうこと? なぜ急に席変更? 窓際がいいぞ

と思ったが、質問している時間がない

更に

J「お手荷物の検査で何かあった場合は、次の便に乗っていただくことになるかもしれません」

というような事を、、

ここまで来て、乗れないこともあるのか

次の便が満席だったらどうするのか

聞きたいが、やはり時間がない

 

急いで荷物の検査を受ける

本来預けるはずだった荷物もあるので若干手間取ったが、何事もなく通過

 

7時35分 いろいろ手間取ったけれど保安検査場突破 

 

出発まで あと10分

ここまで来れば大丈夫、と思ったが、、、
(後で搭乗案内を読んだら、「ご搭乗口へは10分前までにおこしください」と書いてあった。この時点で搭乗口にいなければいけない時間だったのだ)

 

ドタバタは最終局面に至る

ここは南ウィング

搭乗は北ウィング35番ゲート

35 35 と急ぎ足でゲートを探すが

目の前にあるのが11番ゲート

角を右に曲がって12、13、14

また角を右折、ちょっと進んで左折

ここからが北ウィングか

戦慄した(大げさ)

目の前に伸びる長ーーーい通路

足が走り出す

15番ゲート前を通過、遠い

16番ゲート前までも結構な距離がある

35番って遥か彼方じゃないのか

走る 走る

私が走って、何とか時間前に搭乗口にたどり着けば

夫が来るまで出発を待ってもらえるかもしれない(みんなの迷惑)

 

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荷物を抱えて走り

35と書かれた搭乗口に到着

JALの職員が「遅いんだよ」という素振りは微塵も見せず、笑顔で

J「お名前いただけますか? 何名様ですか?」

私「ゼーゼー、〇〇です、2名、今、夫が来ます」

しばらくして、夫がやってきた

が、こちらには目もくれず、一目散に通り過ぎようとしていく

どこに行く気だ

「おーい、こっちよ」

声をかけても気がつかない

ダッシュで追いかけて捕まえた。

 

旭川行きJAL551便は定刻を5分ほど遅れて出発した。

私たちより少し遅く搭乗した人がいたので

遅れたのは私だちだけのせいじゃない

でも、他の人に迷惑をかけたことに違いはないね。

ほんとに、ごめんなさい

 

いろいろ、不運と判断ミスが重なったこともあるが

7時45分羽田発というのが、そもそも厳しかったのね。

時間に余裕を持った行動を。(本日の教訓)

人任せにするからだよ←私

 

それにしても、へとへとw