みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

胃の検査を受けた話

胃の内視鏡検査を受けました。

 

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私はバリウムが嫌いなので(好きな人はいない)、3~4年前から会社の定期健診のときは胃のレントゲンは受けずペプシノゲン検査(血液検査)でお茶を濁していた。

そのペプシなんちゃら検査で毎回、萎縮性胃炎と判定されていた。胃粘膜の老化とかストレスとかが原因の慢性胃炎らしいが、炎症が続くと胃がんが発生する場合があるので、年に1度は内視鏡検査を受けてね、と言われていた。

今年の春から時々吐き気がするのも気になるし、昨年はバタバタしていて検査できなかったので、そろそろ受けておくか。

一昨年は家の近くの病院で内視鏡検査を受けたが、ここの担当医師は麻酔を使わない主義ということで、たいそう苦しい思いをした。

麻酔はトラブルも副作用もあるようなので、患者の体に無駄な負担をかけないという方針は解るが、私は歯医者での治療でさえオエッとなりやすい体質なので、麻酔なしの内視鏡はホント苦しかった(T_T)。

今回は元会社の近くのS胃腸科医院で受けることにした。この医院で10年くらい前に健康診断の再検査で内視鏡検査を受けたことがあるのだが、その時はガッツリ麻酔を使い、眠った状態での検査だったのだ。

楽チンが一番(^O^)

ところが、夫にその話をすると、彼は「S胃腸科、麻酔はするけど眠らないよ。ちょっとボーっとするくらい。口から胃カメラ入れられると苦しいから、鼻から入れてもらったよ。あなたも鼻からにしてもらったほうがいいかもね」と。夫は昨年、同医院で胃と大腸の内視鏡検査をしているのだ。

そうなの? 最近はそうなったの? 眠っている間じゃないの? とたんに不安になったがもう予約してしまった。後には引けない。

 

検査当日、空きっ腹を抱えて医院に向かって歩く。

空腹に弱いモグラな私には(モグラは食べないと死んでしまう)、前夜9時からの絶食は拷問のようだ。フラフラと歩く道の傍の畑や養豚場をぼんやりと見て

ああ、キャベツ、美味しそう
   ネギも、、美味しそう
   ブタ、、、(自粛)

空腹に耐えながら医院に到着し、検査室に入った。

どきどき(゜-゜)

笑顔の看護師さんに何だかわからない液体を飲まされ、「今しているマスクを外してこれにかけ替えてください」とマスクを渡された。

検査用マスク、真ん中に大きな切れ込みが入っている。果たしてこのマスクは必要なんだろうか、マスクとしての意味はあるのかと思いつつ、言われたとおり穴開きマスクをつけ、検査台に横になった。

医師がやって来「はい、ノドに麻酔します。口開けて」 マスクの穴から何かを口の中に噴射した。にがーい(≧◇≦)

あ、いや、ノドはオエッてなるから鼻から、、と訴える暇もなく腕に注射をされ意識を失くした。

気がつくと周りには誰もいない。もう検査終わったんだ。やっぱり眠っている間だった。よかった~。夫は麻酔が効きにくい人なんだろうか?どきどきして損したわ。とぼんやり思い、安心してまたウトウト眠った。

 

しばらく休んだ後、医師から説明を受けた。胃の中の画像を数枚プリントアウトした紙を見せられ、「ちょっと荒れてますね。びらんがあるので生体検査に出します。結果は1週間後に出るので電話してください。」やはり原因は加齢とストレスらしい。

まったくもって、暴飲暴食するわけでもないし、適度な運動はしているつもりだし、早寝早起きの修行僧のような規則正しい清く正しい生活を送っていても、寄る年波にはかなわんというわけね。生老病死は人の定め、しょうがない。

ストレスに関しては、まあ、誰でもストレスはあるだろうし、どんな生活をしていてもこの性格を変えなければストレスはなくならないな、たぶん。

医師は「はい、どうぞ」と胃の画像のプリントアウトを渡してくれた。くれるの?

大昔、娘を妊娠したとき、病院で撮った胎児のエコー写真をもらい喜んだ記憶がよみがえった。今から思えば何だかウニャウニャした得体のしれないモノクロ写真なのだが、当時は珍しさもあって、「ああ、私のお腹の中にこんな小さい命がいるのね」と、時々眺めてはウキウキしていた。

しかし今回は、自分の胃の写真を見ても嬉しくもなんともない。ちょっと眺めて、しばらくホルモンは食べたくないな、と思った。

 

1週間後、検査の結果は「大丈夫、悪性ではありませんでした」ということで、ひとまず安堵したのだった。

 

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なんの脈絡もないのですが、

 

 

今日はあまりにも愛想のない内容なので、気分転換にみずみずしいプラムの写真を載せてみます。ラン中に農家の無人販売所で見つけて衝動買いしました。つやっつやですね (#^.^#)