日曜日、昼下がり。
昨夜からの雨もあがり、太陽が顔を出してきた。外に出るといつもより暖かい気がする。手袋いらないな、と玄関に戻り手袋を置いて走り出した。
いつもの目久尻川沿いの道、前方(北東側)に不穏な黒い雲がかかっているが、西の空は晴れているので雨になることはないだろう。と呑気に走っていた。
今日は、散歩する人やカワセミ撮りのカメラマンが多い。ヒバリがピーチクさえずっているし、川沿いの道はいつになく賑やかだ。
白梅がほろりと咲いている。
ところが、1時間程走ったところで急に風が強く、冷たくなった。ヒャッ(>_<)
そして、雨がぽつりぽつりと降り出した。
空は半分晴れているし、すぐ止むだろうとタカをくくっていたが、雨足は徐々に強くなっていった。
まあ、しかたない。自然現象に文句を言っても始まらない。
「つーめいたいあーめにうたれて~」脳内で歌いながら淡々と走っていると、なんだか体が楽なことに気がついた。
相変わらずゆっくりとしか走れないのだが、最近の自分と比べて少し呼吸が楽に感じるし足も軽い。これは回復傾向か?それとも雨のおかげか?
そういえば、過去に走った雨天のマラソン大会は、走ること自体は辛くなかった、と思い出す。
---回想---
雨のマラソン大会
①梅雨に入ってしまった 南魚沼グルメマラソン(ハーフ)
6月上旬の大会。朝からザーザー降りの雨だった。スタート前、一緒に雨宿りしていた見知らぬ女性ランナーと「雨ですね」「もう少し小ぶりになってくれませんかね」「スタートまであと10分ですね」「じゃあ、行きますか」と不思議な連帯感を持てた。気温が高かったので走っている間は「あれ?楽チン」と感じた。でも、ゴール後のコシヒカリ食べ放題はパス、温泉に逃げ込んだ。広い公園で美味しいご飯を食べて六花さんのライブを聴きたかったな。
②台風の 島田大井川マラソン(フル)
10月下旬開催。同日開催予定の横浜マラソンは中止。風雨の中スタートして間もなく、池と化したグチャグチャの芝生コースでシューズが水浸しになり、ランナーたちは苦笑(笑うしかない)。しかし、こんな台風でも応援に来てくれる地元の人に感動した。参加者が雨合羽をガッサガッサ言わせながら走る音が、ちょっとシュールで面白かった。
1月下旬の一番寒い時、そぼ降る雨の中を走った。手袋がびしょ濡れになり手が冷たかった。ゴール後、イベント会場を歩いていたら、軍手を配っている人がいて一足(というの?1セット?)もらった。「〇〇建設」とプリントしてある軍手だったが、これ以上ないくらい暖かく感じ、有難かった。〇〇建設の軍手をはめたまま電車に乗って帰った (^-^;
徳島まで走りに行ったが嵐になった(;^ω^) 気温は低くなく雨が気持ちよく感じた。途中、綺麗な虹が出た🌈 この大会も、地元の人が応援してくれて、嵐だったがとても気持ちが暖かくなる大会だった。また行きたい。
ーーー回想終わり(長い!)---
さて、目久尻川沿い。
誰もいなくなった道を淡々と気持ちよく走っていたら、雨は更に強く、雨粒は大きくなってきた。いつのまにか青空も消えていた。
未舗装道には、あっという間に巨大水たまりが出現。
写真撮ってないで早く帰りなさいね、私(;^ω^)
時折、北風が吹き付ける。手が冷たくなってきた。手袋置いてこなければよかった。
これくらいの冷たさ、雪国や氷点下の地域に住む人たちから見れば、まったく大した事ではないのだろうが、私は冷たいのに弱いのだ。カイロが欲しい、手袋も。
ああ、お手々がつべたい。冷池山荘(つべたいけさんそう)
手をグーパーしたり、ハンカチで雨粒を拭いたりと、気休めをしながら、家にたどり着いた。
熱いシャワーを浴びると、凍った手がジンジンしびれる~。熱いような冷たいような痛いような感覚が楽しかった。
ジンジン~ ♪ (*^▽^*)
手が冷たくなるのと靴が濡れるのは嫌だけど、雨降りランも楽しいですね。
もっと暖かくなったら、ワラジとかワラーチで雨ランするのもいいかも。