みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

曇天と雨の滋賀・京都旅①

16日~18日、滋賀と京都に行ってきました。

昨日、14時半の新幹線で帰る予定だったのですが、停電だとかで電車が止まり京都駅で足止めを食い、切符交換のために3時間行列に並び、18時半発の新幹線にやっと乗れました。人込みと行列がとりわけ嫌いな私は、白目 (゜-゜) になるくらい疲れ果てたのでした。

もー、何もしたくない

しかし、旅の記録は残したいので、少しずつ書いて行こうと思います。

どうでもいい事を書いて元気を出そう 作戦といこう。

 

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1日目 彦根城近江八幡

彦根城

何だか知らないけど城が好きだ。

別に戦国武将に興味があるわけではないし、城フェチの歴史学者 千田さんのように城をこよなく愛しているという程でもないが、城内を歩いていると、なんとなく落ち着くし楽しい。

今回、初めて彦根城に行ってみた。

 

厩のお馬さん。皆に鼻先を撫でられるのだろうな。白くなってる(^-^

 

天守(裏から撮った)

彦根城はどこも石垣が美しい、と思った。

 

城の中の急登(階段)をエッチラオッチラ上り、天守閣から琵琶湖を眺める。

 

広くて大きい、こりゃ海ですね。

 

見ているうちに空はどんどん暗くなり、湖面は黒くなっていき

遠くに見える低い雲から湖に雨が降っている様子がわかる。

雲と水面が雨でつながる

 

城を下って、玄宮園を歩いていると、こちらも雨がポツポツ降ってきた。

 

琵琶湖で降っていた雨が、ここまでやって来たのかな。

冷たい雨、冬が来る。

 

木々は冬支度完了しているから大丈夫 

 

雨の玄宮園を出て城の外の堀端を歩いていると、水面に浮かぶカモやオオバンに混ざって見たことのない鳥がいた。

おおっ、キンクロハジロではないか。

名前のままの鳥ね。金の目に黒い羽、体の横 水面近くの羽だけ白い。

金色(黄色)の目の真ん中に黒い点みたいな瞳があり、なにか企んでいるようなイタズラっこい顔をしている。

黒と白はオス、メスは茶色。目はどちらもイタズラっ子。なかなか面白い顔である。

もっと見ていたいが、そろそろ時間だ。あの子に会いにいかなきゃ。

 

あの子とは、、そうあの子。

 

ひこにゃん💛。

雨だからか、屋根の下で ご挨拶していた。そうよね、濡れると重くなるものね。

ゆっくり動く ひこにゃん。視界が狭いんだろうな、などと考えてしまう。

ひこにゃん こっち向いて~

 

向いてくれた ♪ わーい、かわいい (*^-^*)

 

余談だが、夜にホテルのテレビで見たローカルニュースで「今週の出来事」をやっていて、火曜日に彦根城で餅つき大会があったと。ひこにゃんも杵で餅をついていた。

見物していた中高年のおばさまが、「もう、ひこにゃんが一生懸命お餅をついていて、涙が出たわ」と目頭をおさえていた。

泣くこともないじゃないと思うだろうが、実際の動くひこにゃんを見ると、おばさまの気持ちもわかる気がする。歩くのも恐々という感じでゆっくりしか動けないひこにゃんが、杵をふるって餅をついたなんて、それはもう 涙なしには見られない光景だ。

頑張った!ひこにゃん

 

近江八幡

近江八幡には、雨は降っていなかった。

近江商人の町。昔ながらの古い町並みを歩き、瓦ミュージアムに寄って、ラ コリーナへ。

 

taneya.jp

 

コリーナは、老舗菓子店「たねや」が経営する、広大な敷地を持つ、えーと、なんだろ。

お菓子を売っていたり、バームクーヘンを焼くところが見られたり、カフェがあったり、外を散歩できたり、、、いろいろと楽しめるところですね(説明いい加減過ぎ)。

上の写真のように、建物の屋根に草が生えていて夏は清々しく綺麗な緑なのだろうけど、私と夫が行ったときは

 

冬枯れていて、しかも暗くなりつつある黄昏時。どんよりと立ち込める雲。

 

だって、ナビが・・・

スマホのナビの示す通りに歩いたら、なぜかラ コリーナの裏側に到着してしまった。周囲は厳重に塀で囲まれていて、裏口なんぞは探してもない。

そして裏道には、おびただしい数のカラスの群れが集まり(カラスはお菓子を貰えるのかしら)、木が真っ黒になるくらいのカラスたちに見下ろされて歩くという冷や汗体験をし、広大な敷地をグルリと周って正門から入ったときには日は暮れかけていた。

カフェのバームクーヘンも売り切れていた(泣)

しかたないので、栗の入った和菓子を買って、食べながら駅まで歩いた。美味しかった。

 

というわけで、1日目は終わ、、、らない。

ホテルのことをちょっとだけ書きたいのだが、今日はもう眠いから明日以降にします。

 

 

つづく

 

ふたご座流星群

火曜日に新潟の友だち、キドからメールが来た。

 

「14日に、ふたご座流星群が極大になる。昨年たまたま いっぱい流れ星を見たので今年も楽しみにしていたのだけれど、その日 新潟は雪と風で大荒れになる模様。関東は晴れるだろうから私の分まで見てほしい。」

という内容だった。

 

よしきた、まかせときヽ(^o^)丿

というわけで、昨夜 流星群を見に外に出た。

極大は10時ということだが、9時49分に月が上るので、空が明るくなる前に見ようと9時半に家を出、ちょっと歩いて周囲が開けた畑の中の道で待機した。

空は晴れて、冬の星座が広がっている。オリオン座の左側、東の空に ふたご座のカストルポルックスが仲良く並んでいる。牡牛座の近くに火星、南西の空には木星の姿が見える。豪華だね (*^-^*)

 

まもなく、オリオン座の下を、明るく白い軌跡を描いて流星が飛んだ。

2分後くらいに、今度はオリオンの右足の近くを短く細い筋が流れた。

流れ星はオリオンの肩をかすめ、三つ星のベルトあたりを貫き、、なんだかオリオン君は随分と攻撃されているように見える。

ふたご座とオリオン座に注目していると、目の端に光が現れ、あっ、と思ってそちらを見ても消えた後だったりする。

流星群を見るコツは、野鳥を見るときと同じだな。空全体をぼんやりと焦点を合わさずに視線をさまよわせ、何かが動いたらすぐにピントを合わせるようにする。

流れ星は空のあちこちに現れた。

 

流れ星を探しながら遠い遠い星たちを見上げていると、気持ちも遥か遠くまで飛んでいけるような。

家の近くにいながら旅をしているような気分になった。

 

30分くらい空を見続け、大小10個程の流星を見た。多いのか少ないのかわからないが、空があまり暗くないこの辺りとしては、まあまあかな。

そろそろ帰るかと道を引き返そうとした時

空の半分を横切るような(そう感じた)白い光の線が走った、と思ったら最後にボッと青く燃え上がり消えた。あれは火球と言えるのでは?眩しい程に青かった。綺麗だった。ドキドキした。

 

帰って、キドに「見たよ~」と細かい様子をメールで報告し、任務完了(*^-^*)

任務は完了したが、キドも流星群を見たかっだろうな。この季節、新潟で星空が見られる確率はかなり低いが、来年は晴れることを願おう。

 

一夜明け、今朝は雲が多かった。

 

いつだって頭上には星があるんだなぁ と思い、空を見上げた。

 

 

山を駆けてみたい・・・かも

昨日、多摩森林科学園に行ってきました。

目的は、のんびり散策することと、できればミヤマホオジロを見てみたい、と。

会ってみたいなミヤマホオジロ~ ♪
ほっぺが白くないけどミヤマホオジロ(深山頬白)

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多摩森林科学園は、とても良い「気」の流れている場所だと毎度思う。

園内をただ歩くだけで気持ちいい(*^-^*)

 

空は晴れて、時折風が吹くと木の葉がブワッと降って来る。

 

写真がへたっぴなのでゴミみたいですが、舞い落ちる枯葉です

クルクルと縦に回転しながら落ちる葉

直線的に落ちる松葉(頭に刺さりそうでちょっとコワイ)

バサリと落ちて来る大きな朴葉

落ちてくる葉を見ていると楽しい

 

朴葉にもみじ

 

大きいお手々と小さいお手々

 

山道に 三脚を構えた鳥撮りのカメラマンたちが数名集まっていた。近くに鳥がいる様子もなく雑談している。野鳥が現れるのを待っているのだろう。

鳥撮りの人とか釣りをする人って辛抱強いよね。いつ来るかもわからない相手をじっと待っているんだもの。私は飽きっぽいからじっとしてられないな。

と、夫に言うと

夫「6時間もマラソン走れるんだから、あなたも相当我慢強いよ。私なら飽きる」

わーい\(^o^)/ 褒められた。

・・・じゃなくて?

悪かったわね、遅くて(;一_一) ←こっちが正しい反応?

それに6時間じゃなくて5時間だ。

まぁ いいや、走るのは景色が変わるから飽きないよ。

 

 

ここ、自然科学園は、いろんな種類の桜が見られることでわりかし有名なところ。

桜の古木、今は冬枯れているが、貫禄ありますね。

 

細い枝が毛細血管のよう

 

小さい花をつけている木もあった

 

「巌倉寺の四季桜」だそうです。マメザクラとエドヒガンザクラの掛け合わせ。

 

近付いてみた 可憐な花ね。

 

山道を上って、朴葉の落ち葉の中をホイホイと調子よく下っていたら

ズルリと滑って、ドテッと転んだ(≧◇≦)

ちょうど後ろから科学園の腕章をつけた職員の方が歩いて来ていて「大丈夫ですか?」半笑いで声をかけてくれた (;^ω^)

大丈夫、枯葉の上に尻もちついたので痛くないです。

 

ちょっと愉快になってきた。山の中をコケつまろびつしながら走るの楽しいかも。

以前のブログで「トレランやりたいかもしれないが、どんくさいし体力ないから無理」と書いたが、やらないうちから無理って決めるよりも、やってみるほうが面白いよね、きっと。

「面白きことは良きことなり」と下鴨総一郎も言っている(「有頂天家族」より)。

とっても同感。

 

実は、気になる大会があるのだ。

11月に行われた、越後謙信きき酒マラソン

 

www.jyeg-kanko.com

 

新潟、春日山城の周辺24キロを走るトレラン。山と城跡と神社とロードを走る。走った後は15種の日本酒が待っている。うーん、楽しそう。来年の大会まであと11ヶ月あるし、練習すれば走れるだろうか。

いっちょ挑戦してみるかな。

 

山道を降りると、人だかりがしていた。望遠レンズをつけたカメラがずらりと並んでいる。

近くに行って、彼らのカメラが向いている方を双眼鏡で覗くと、山の斜面にミヤマホオジロがいた! しきりと地面をついばんでいる。

まん丸で、モヒカンみたいな冠羽がパンクな男の子。かわいい。

 

おデブに描いてしまった。もっとホワンと丸っこかった。

ミヤマホオジロ見ちゃったねぇヽ(^o^)丿

今冬は野鳥が少ないという声もあり、森林科学園も鳥影がほとんど見られなかったけれど、最後にラッキーな出会いがあった。

 

まだ、これからが冬。

年間パスポートがあるからまたミヤマホオジロに会いに行こう。

 

 

雨催い雪催い

「雨催い」という言葉が、ずっと頭の中にあった

何日か前、秋から冬に変わっていくある日

灰色の雲が空一面に広がり、空気は雨の気配で満ちている中を まだ泣かないでね、と空にお願いして走った。

こんな空模様を 雨催いというのかな、と思いながら。

雨催い、という言葉と 薄暗く沈んだ空が

その時の寄る辺ない気持ちに なぜかしっくりおさまって

以来、頭のすみっこに居ついている「あまもよい」という響き

 

先日、dokidokidoctorさんのブログで

雪催(ゆきもよい)、階下でドアの閉まる音

という俳句を拝見し

 

dokidokidoctor.hatenablog.com

 

こちらは「雪催い」か。

気持ちが惹かれた。

情景を思い浮かべる

 

私は窓を少し開け、去っていく人には目を向けず

雪雲が低く覆っている凍った空を見上げて

やがて舞い落ちて来るであろう雪の

最初のひとひらを待っている

白い息が空にとけていく

 

ほぼ妄想、そして自己陶酔 (;^ω^)

そんな勝手な解釈を、不躾にもコメント欄に書いてみた。すると

dokidokidoctorさんのお返事は

 

そのドアの音は、限りなく小さく、ピアニッシモでした。

 

ふーむ、ナルホド。

dokidokidoctorは、そのピアニッシモな音を聞いていた、全身で。

聞こえるか聞こえないかの微かな音は、どんなふうに響いたのだろうか。

俳句を作る人の感性はやっぱりすごいや、と思った。

 

私は、俳句については全く詳しくないので、たぶんとんちんかんなことを考えているのだろうが、

俳句を詠むには、2種類の取り組み方があって

①情景や気持ちを伝えるために言葉を選ぶ

②一つの言葉を吟味して世界を広げていく

そして、dokidokidoctorさんは②のタイプかな、と勝手に思っていた。

右脳よりも、左脳を若干多く使っているような。

私も左脳で文を書く人間なので、言葉の力を信じているように思えるdokidokidoctorさんの句にはとても親近感と好感を持っている。ただ、私の文章はあざといがdokidokidoctorさんの俳句は知的であるところは、人間性の違いか(比べること自体が失礼)

 

しかし、コメントのお返事を読んで、言葉ありきではなくやっぱり感性の人だと思った。

そりゃそうよね、右脳も左脳も両方使わなきゃ良い句はできない。だって五感で感じて言葉で伝えるんだもの。

 

句の内容が現実のことでも、過去にあった出来事でも、創造だとしても、作者はその風景の中に確かにいて、風を感じ、空を見上げ、花の香に包まれている。

だから、砂漠のシリウスも、ブエノスアイレスの紫雲木の花も、情景が目に浮かび、静かな気持ちになったり、切なくなったり、くすりと笑ってみたりする。

 

dokidokidoctor.hatenablog.com

天狼(てんろう)に導かれ 砂漠を四駆(よんく)

 

dokidokidoctor.hatenablog.com

ジャカランダの花に良き風の都

 

なんと豊かなことでしょう。

 

思うがまま述べたが、書きながら最初の「雪催い」の句

雪催(ゆきもよい)、階下でドアの閉まる音

の解釈を間違えたかも と思ったり。

 

風邪気味で少し熱があり、家人からは「寝ていていいよ、鍵をかけて出かけるから」と言われて二階の部屋で臥せている。

家人は、うるさくないように玄関のドアをそっと閉めて出かけるが、私はその音を聞いている。

今朝は随分と冷え込み、窓の外は雪が降りそうな天気だけど、あの人は傘を持って行っただろうかと少し心配する。

 

実はそんな暖かな句だったのかもと、コメントにいただいたヒントをもう一度読んで思った(^◇^;)

いろいろな解釈があっていいのかな?

・・・やっぱりトンチンカンを言っている気がする (;^_^A

 dokidokidoctorさん、好き勝手を言いましてすみません。いつも楽しませていただき、ありがとうございます😊

 

 

 

 

カエルういろう

湘南国際マラソンのエイドステーションでもらった ういろう。白とピンク

白いのはその場で食べてピンクはポッケに入れた。(こうやって荷物が増えていく)

結局、持って帰った。

 

よく見ると、なかなかシュール。カエル?

 

私を悩ませた口内炎は、ようやく治りつつある。

小さいうちに消してしまおうと目論んだのだが失敗。入道のようにもくもくと大きく育ってくれた。

そう、口内炎には口内炎の役割りがあったのだと、今だから思う。

口内炎疲労バロメータ

「疲れているんだよ 休みなさい」というカラダの訴えが口内炎というかたちで現れたのか。

先週の木、金、土曜は走らないでしっかり休んだ。だから完走できたのかもしれない。

体の声を聞くのは大事だと、あらためて思った。

 

そろそろまた目久尻川が恋しくなって、今朝少し歩いてみた。

雲が低い。冷たい空気、雪の気配がする。丹沢あたりに降ったのだろうか。

 

カモが羽づくろいをしていた

川の上で翼をパタパタと軽く羽ばたき、その後尾っぽを横にフリフリと振る。パタパタのフリフリが一連の動作で、皆でパタパタ、フリフリしてた。

頭を後ろ側にひねって背中の上に乗せて休んでいるカモもいる。首が柔らかいのね。

散歩も良いがやっぱり走りたい、と思ってひょこひょこ走ってみた。気持ちいい、楽しい。

わたしは性質が子どもで、しかも野生児なんだと思う。外を「わーい」と走るのが本当に楽しい。

だって田舎育ちだもの。

ホントは野山を駆けるトレランとかしたいのかもしれないが、鈍臭いし耐力ないから無理か。

週末に、また川沿いランをしよう。

 

 

湘南国際マラソン走ってきました

制限時間内に完走できました。

自分を褒めちぎろう

エライ! 頑張った! あっぱれ!

うーん、誉め言葉が浮かばない

えーと、、、そうだ、ブラボー!(長友選手ってあんなキャラでしたっけ?)

 

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朝9時スタート

しかし、私はEブロックなので、スタート位置は遥か前方過ぎて見えない。

皆でぞろぞろと亡者のように歩き、9時15分頃スタートラインを通過した。

さあ行こう、自分の足で

 

朝は寒いけど、気温が上がりそう

 

今日は、まっくさんとこびとくさんが応援してくれるという情報をいただいた。

ついでだとしても嬉しいし有難い。とりあえず、まっくさんの待っている茅ヶ崎と、こびとくさんが待機している江ノ島入口までは軽快に走ろう、と気合を入れた。

 

今回、私は「自分だけマラニック」なので、リュックの中には、干し柿、梅干し入りの小ぶりのおにぎり、あんぱん、その他おやつが入っている。

それでも、エイドステーションに寄ると、五円玉くらいの大きさの(言い過ぎ)ハニードーナッツを食べ、レーズンの袋を後で食べようとポケットに入れ、塩タブレットを口に放り込んだ。塩タブが口内炎に沁みる~(>_<)

 

湘南大橋を渡り茅ヶ崎市に入った。

まっくさんはどこにおられるんだろう?キョロキョロしながら走っていると

帽子にプロペラを付けたおじさんが、ものすごく低いテンションで「がんばってください」と応援していた。手元にはボードがあり「私の分も頑張って」みたいなことが書いてある。

「面白いおじさんだなぁ」と通り過ぎてから、「あ、もしかして今のまっくさんでは?」と思った。何となく、背格好とかボードの内容とか。でも、まっくさんは頭にプロペラ付けるだろうか? 気になりながらも、もう過ぎてしまった。

 

目の前を原始人が走っていた。髪はボサボサ獣の皮のようなものを纏い、足は裸足!これでフル走るの?強靭な足裏だ。

「ファイト、ファイト」と部活のように掛け声をかけながらふざけて走る若い男子たちや、沿道で恐竜を被って応援してくれる人たちを見て、マラソン大会が帰ってきたなあ、と嬉しくなる。

 

そんな様子を楽しみながら走って、こびとくさんの待っている19キロ地点に近づいた。

私のことがわかるようにサングラスを外して、鼻水を拭いて(鼻水が出て鼻の下がガビガビになっていた)こびとくさんを探したが、見つけることができなかった。

以前、会社の人が湘南マラソンの応援に来てくるという時、事前に「湘南マラソンはランナーが多くて、探してると酔うんだよね。そっちがオレを見つけて」と言われたのだった。確かにランナーが沿道の人を見つける方が容易い。

今日は おふたりを見つけられなかったけれど、「あの場所にあの人が待っている」と思うだけで励みになる、頑張ろうと思う。今回は連絡いただいてとても嬉しかったです。お二方、ありがとうございました\(^o^)/

 

折り返し地点を過ぎて茅ヶ崎に戻ると、柳島のエイドにバナナがあった。

バナナは大きいのが1本まるごと。

1本か、みっちゃんはバナナを半分しか食べられないのよね。

でも食べる。一本いただき、皮をむいて半分食べ、残りは手に持って走った。

そして、さっきのプロペラ頭のおじさんに遭遇した。あ、まっくさん。

慌ててバナナを食べ終え、近付いて行き「あの・・」と声を掛けると、おじさんは怪訝な顔でこちらを向き「なんですか?」と。近くで見るとまっくさんじゃない!

間違えてしまった(@_@。 おじさん、まっくさんごめんなさい💦

 

この辺り(30キロ地点手前)から、完全にマラニックになり歩き倒した。

給水所では桃のカルピスや麦茶をいただき、私設エイドでコーラをもらい、あっちで止まり、こっちで止まり。

お腹空いたな~とリュックからおにぎりを出し、海を背景に走るランナーを見ながら頬張る。

フルマラソンで自前のおにぎりを食べるというのは、なかなか勇気のいることだが、これがたいそう美味しかった。そして体力回復。しばらくまた走ることができた。

お米の国の人だもの。

米パワースゴイですよ。

・・・なんか食べ物の話ばっかり

 

しかし、その後もまたシュワンと萎み、フラフラが出てきたので歩いたり走ったり。

40キロ地点で時計を見ると、頑張ればネットタイム4時間台でゴールできるかもという時間だったので、最後だけ少し頑張った。

 

あはは、ぎりぎり (;^ω^)

 

ゴール後、完走メダルを受け取り、更衣室に向かって歩きながら

ああ、この2ヶ月くらいは体も精神的にも辛かったな。完走できてよかった。と思ったらちょっと涙が出た。

たかが老人の不定愁訴だとしても(もう更年期とは言えない)、目まいで倒れたりしたら いろんな人に迷惑をかける。今後フルは出られなくなるかもしれない。

数日前の、自分だけマラニックにしてゆっくり走ろうと決め、いくらか気が楽になった。

今日の目標は、

楽しく走り、具合が悪くならず、ちゃんと電車で家に帰り、家で機嫌よく今日の様子を夫に話す。

無事、目標達成したじゃない。

よかった、よかった(^^♪

 

湘南国際マラソンは、回を重ねるごとにいろいろ改善され、荷物預けや更衣室の混雑もなく、スタートも以前よりはスムーズになり、ストレスなく楽しむことができました。

ボランティアの方々は笑顔で対応してくださって、とても気持ちが良かった。

コロナ対策も大変だったと思いますが、運営やボランティアの皆さんの、楽しんで欲しいという心意気が伝わってきた大会でした。

走ったのは自分の足ですが、楽しく完走できたのは これらの方々のおかげと感謝しています。

 

さて次は、1月の藤沢市民マラソン10マイル

134号線沿い、湘南海岸を走る。(今日と同じコースじゃん (゜-゜))

 

 

口内炎

月曜の夕方、上唇の内側がチクリとした

この感じ、久しぶり。

小さな小さな口内炎の赤ちゃんが生まれたのだ。

あわあわ(@_@。この期に及んで口内炎とは。自分のへなちょこさに呆れる。

通常、この子は放っておくと4~5日後には立派な口内炎に成長する。

だが、今回については そうはさせじ。断固阻止せねば。

かわいそうだが口内炎の赤ん坊には消えてもらおう。

週末にはマラソン大会があるのだ。

 

ビタミンB剤を飲み、緑茶でうがいをし、おやつにはチョコではなくリンゴを食べ、早寝早起き。口内炎には早々の御退散を願った。

そして3日半経った

口内炎は … 苦境に負けず大きくなった。痛い(>_<)

なんで? 節制したのに(T_T)

朝ランがよくなったのか、雨の中の帰宅ランがまずかったのか。

口内炎は疲れ具合のバロメーターであることに間違いはないので、やっぱりもうジタバタしないで休んだ方が良かったのかな。今更気付いて、今日は家でゴロゴロしている。

走ると痛いだろうか?

水曜日にジョグしたときは大丈夫だったが、この時と比べてだいぶ成長してくれちゃっているからなぁ。

 

お願いだから、これ以上大きくならないで欲しい。頼むよ口内炎ちゃん。

 

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明後日は、「私だけマラニック」と決めたものの、普通のランナーにとっては普通のレースなので普通に関門があるのですよね。9つもある。関門気にしながら走るの面倒だな。老眼だからスマホの細かい字を見たくない。手に書くかな。

最初の25キロは気持ち良く走って、後は野となれ山となれ(こらっ)。空腹だけには注意して(腹が空いて倒れる人)10キロごとに補給しよう。と大雑把な計画をたてる。大雑把過ぎる。

食べて走るとトイレに行きたくなるとか、歩くことに罪悪感とか、一切気にしないことにする。制限時間内に完走できれば満点。達成したらば自分を褒めちぎる。

お天気は、午後から雨が降るかもと言ってたが おおむね晴れか曇りで風も弱いらしい。

 

さ、楽しく遊ぼうヽ(^o^)丿