みちべぇの道

道だとか橋だとかが好きで、走ったり歩いたり道に迷ったり

娘に会ってグルグル

先月娘に会ってから一か月以上が過ぎた。体の具合はどうなんだろう、一度ラインを送ったが、

「変わらずかな」とそっけない返事が返ってきた。ま、そんなもの、か、な

息子に対しては、普通に、子供はそんなもの、と受け入れられるのに、、

 

今日は娘の仕事が休みの日なので、お誘いをかけてみた。

「借りた本読み終わったよ。調子がいいときに遊びに来てね。今日でもいいよ。」

以前の娘なら

「じゃあ、今度の休みの日に行く」とか「今日行こうかな」とか、予定を立てるのだが、今回は、「了解です」のみ。

しつこく押してみよう

「今日来る?高遠のお土産もあるよ」

娘「なら、用事が終わったら行くよ」

用事中だったのね。でも終わったら来られるのね (^^♪

が、続いて

娘「長居はできないけど」

先月と同じことを言ってきた。まだ、体調が悪いから?でも用事はできているのよね。

また、頭の中がグルグルしだすのを抑え、お昼ご飯は食べていってくれるだろうと、食事の支度を始めた。

数分後、スマホがブッと震える。

娘「お昼は準備しなくて大丈夫です。別の用事があってすぐ帰らなきゃだから」

あ、そう。

 

11時頃やってきた娘は、先月とあまり様子は変わっていなかったが、長い髪をバッサリ切っていた。「手入れができないから」と。

「お昼食べていく時間ないの?」と聞いてみたら、「うん、11時21分の電車に乗りたい」

何? 家から最寄り駅まで歩いて15分はかかる、今家を出ないと間に合わないよ。本とお土産を受け取りに来ただけなの?

せめてお茶だけでも、と電車を1本ずらしてもらうことにし(15分後)、少し話した。

私「今日はどこに行ってきたの?(聞いていいのだろうか)」

娘「藤沢のジュンク堂書店

私「すぐ帰らなきゃいけないんだ」

娘「うん」

私「忙しいのにわざわざ来てもらって申し訳なかったね。そういうことだったら、先月みたいにどこかで会えばよかったね。」

 

忙しいのなら、そう言ってくれれば今日でなくてもよかったのに。本当は長い時間私といっしょにいたくないのかしら、どうして? いろいろグルグル考える。


娘の考えていることがいまひとつ理解できない。昔、彼女が中学生で不登校でまだ障害がわからなかったときは、娘の気持ちを知りたくて、よく彼女を問い詰めた。

「どうして学校が嫌なの、何を考えているの、どういうことなの」

娘を心配すればこそ、、

いいえ、私は自分のストレスを娘にぶつけていた。

最低。

自分の気持ちを言葉にして伝えることが苦手な娘は、更なる殻の中に閉じこもってしまった。

娘は私を許してくれているだろうか。

 

誰だって誰かの考えていることは解らないものだ。

今は、事実を事実としてだけ見よう。

体調不良といいながらも頑張って仕事を続けている事実

呼べば私のところに来てくれる事実

許すも許さないも、私のやったことが帳消しになることはない。

私にできることは、娘にもう二度と負担を与えないこと。自分のイライラで人にあたる事は、もう死んでもしない。

 

娘を駅に送っていく途中で聞いてみた。

「私に何かできることはある?」

娘「うん、別にないよ」

私「おかあさんに心配かけたくないとか思わなくていいからね」

娘、しばらく黙った後「うん、ヤバイと思ったらSOS出す」

 

何だか、自分でも鬱陶しい母親だと思う。

娘に気を遣わせてしまっている。

でも、少しの時間だが、娘の顔を見れてよかった。

もう、グルグル考えすぎはやめよう。