12日、日曜日、宮ケ瀬の早戸川林道に鳥見&散策に行きました。
金曜日に雪が降ったのですが、土曜日の晴天であらかた消えた、と思っていたのが大きな間違いでした。
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空は良く晴れていたが、宮ケ瀬湖はたいそう雪が残っていた。
何で?家からたった25キロ、歩いて行ける距離なのにね
(100キロウォークのトレーニングで宮ケ瀬へはよく歩いた)
と言うと、夫は「まともな人は歩かない距離だよ」と。
あーそーですか (ー_ー)
林道に積もった雪をグッグッと踏みながら歩く感覚は
ちょっと懐かしい
しかし日の当たる所は雪が溶けて道はグチャグチャに。
長靴なんて発想は頭の片隅にもなかったので、GT2000を履いてきてしまった
靴は水を吸って ちべたい (T_T)
トンネルを抜けてもそこは雪だった
そして鳥がいない
最近、鳥が少なくなっていませんこと?奥様
なんか、どこに行っても
以前より鳥影を見なくなっている気がするんですけど
私の注意力がなくなってきたのかしら
鳥の鳴き声も、気配もしない
独特の色をした水たまりや
雪景色の谷川が
冬の陽を浴びて幽玄な雰囲気を醸し出している。
この景色を見ながら歩くことが楽しいので
鳥のいない鳥見も決して時間の無駄とは思わないのだが、、
ちょっとくらい出てきてくれてもいいのに
見上げても鳥はいない
青い空を雲が流れるばかり
諦めかけた帰り道、林道の山側斜面に小さな茶色い鳥がいた
カヤクグリ
多くの鳥(特にオス)は、体が青かったり赤かったり黄色だったり
頭の毛が(毛じゃない冠羽!)立っていたり
模様が特徴的だったり、他の動物に比べて派手な外観をしているものだが
このカヤクグリは、地味。
サントリーの野鳥図鑑によると
「全長14cm。全身こげ茶色に見える、模様や色に目立つところがない鳥です。」
ちょっと~、なにこれ手抜きじゃないの?もっと丁寧に説明して
とツッコミを入れたくなるほど簡素な表現をしているが
これが的を射ているというか、まあその通りなわけで
「写真AC」からお借りしました。あると思わなかった(;^ω^)
「カヤクグリ」という名も、カヤ(ススキ)の下あたりに潜んでいるから
つけられた名前で
ルックスも地味、生態も地味 ジミ・ヘンドリックス
でもね、このジミヘン、山の斜面を歩きながら
地面の葉っぱをクチバシでつまんではポイと投げ
またつまんではポイ
ポイポイしながら、たぶん葉の下の虫や木の実を探しているのでしょう
その姿がとてもけなげで、ちょっと愛嬌があって
一生懸命に生きてるのだなぁ、と感動したのだった。
良いもの見たわ ♪
すっかりゴキゲンになって林道を入口付近まで戻ってきたところで
今度は「ピピピ・・・」小さな鳴き声が聞こえ
これまた目の前の斜面にベニマシコが現れた。
紅い鳥。体全体が赤くて、羽にきれいな白い模様がある
チャームポイントは短いクチバシ。
以前、同じ早戸川林道で見たベニマシコは
セイタカアワダチソウの種を
むしゃむしゃむしゃむしゃ、と
ちんまりしたクチバシを種と綿毛(?)だらけにして
一心に食べていた。
この日のベニマシコくん(♂)は
雪の中でひときわ紅く見える姿を
何ポーズか見せてくれて飛んで行った。
鳥の写真を撮る人は写真が残るけど
鳥を見るだけの私は何も残らない
この目で見たという記憶だけ。
だけど、それがいいのかもしれないな、と
このブログに記憶をばらまいて(主観だらけの)
少しだけ満足するのであった。
足がすっかりふやけたけどね(;^ω^)