100km完歩したは良いけれど、その後がもうボロボロで(@_@。
明治神宮外苑から家に帰るまでが笑っちゃうくらい大変だったので
書いておこうかと。
へなちょこぶりを発揮してこそ私のブログだ(*^-^*)
無駄に長いし、くだらないです。
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ゴール後、更衣室でお着換え
靴下を脱ごうとすると足が攣る、なぜか手も攣る
イタタタタ・・・でも、全身痛いけど足に肉刺(マメ)はできなかったよな
私、足の皮だけは丈夫みたい
偉いぞ足の皮、と靴下を脱いだ足を見ると
左足の小指に1センチくらいのきれいな赤い血豆が
右足薬指にもっと大きな水膨れが、そしてカカトにも
・・・・・
肉刺、いっぱいできてるじゃん
全然 気が付かなかった
脚と体が痛すぎて、足先まで神経が回らなかったのか?回らなくてよかったけど。
とにかく、肉刺の存在に気が付いてしまった。
気付いたとたんに足指に痛みを感じた
痛いよ〜 (´;ω;`)
更衣室を出て、ヨタヨタと歩き始めたが
少しの段差でも苦痛に感じるようになった
うっ、大腿が・・・ふくらはぎが・・・足指が・・・、みたいな
もう一歩も歩きたくない
でも、家に帰らなければ
家に帰りつくまでが100kmウォーク(これはフルマラソンも同じ)だ。
どうか、坂道や凸凹道がありませんように
祈りながら、最寄りのJR信濃町駅に向かって歩き始めた。
この日は日曜日、神宮外苑の周囲の道路をランナーが数人まとまって走っていた。
それも、めちゃ高速ランナー集団。向かいからタッタッと美しいフォームでやってくる
ひっ(゜-゜;) 避けなきゃ、でも速くは動けない
ランナーたち、みるみる近づく。こわいー
かろうじて邪魔にならない端っこのほうに避けると
彼らは「おはようございます」と爽やかに挨拶して、つむじ風のように去っていったのだった。
ほっ。
自分が弱っていると、疾風のように駆け抜けるランナーって怖いもんですね。
私も、お年寄りの近くを走るときは、減速するように気をつけよう(速く走れないから大丈夫か)。
神宮外苑の緑滴る木々の下を、国立競技場を左に見ながら
駅に向かってのろのろ歩く
牛歩🐄
小さいトンネルをくぐって右に曲がると
そこには、なんと、なんと!
目の前に歩道橋が
高く高くそびえ立っているのだった。
うへー(>人<;)
なんで、歩道橋を渡るのか
そこに歩道橋があるから
私はこの山(歩道橋だってば)を越えられるのでしょうか
歩道橋を見上げてこんなに絶望したことは初めてだった。
階段の手すりにつかまりながら一歩一歩上り、
下りは小鹿のように足を震わせながら降りた
駅に到着したときは疲れ果て
もう無理と、駅中のカフェに入ってソファーに座り込んだ。
このソファーが、レザー(風)で
座って背もたれに寄りかかると、お尻がズリズリと前に滑って
椅子から落ちそうになる
まっすぐ背筋を伸ばして座ればいいのだけど、疲れているから つい寄りかかる
ズリズリ、よっこいしょとお尻を戻す、ズリズリ、よっこいしょ、ズリズリ
なんか、座ってるのに疲れるんですけど
それでも、コーヒーを飲み、トーストを食べると人心地つき(やっぱり食べると元気になるモグラっ子)
気を取り直し、電車に乗って
数分で新宿に到着
奮発してグリーン車に乗っちゃおうかな
ホームに行くと見知らぬ藍色の電車が止まっていた
行先は「海老名」とある
海老名? JRで新宿から海老名?
アナウンスを聞くと、この電車はJRから私鉄の相鉄線経由で海老名まで行くのだと。
へえ、そんな電車があるなんて知らなかった。
海老名までは小田急線の方が安いし早いだろうけど、日曜日の小田急はきっと地獄のように混んでいるに違いない。混雑した電車なんて今の私には拷問だわ。くわばらくわばら
幸い、目の前の車内はガラガラに空いている。海老名が終点だから、眠ってしまっても乗り過ごすことはない。
よし、乗らなきゃ、海老名まで行けば家はもうすぐだ
乗り込んだ。
端のシートに座って一安心
車中ではウトウト船をこぎ、時々窓に頭をゴンっとぶつけたりしながら海老名駅に到着した。
JRのホームから乗って相鉄線のホームに着くという不思議。
くぅっ、痛恨のミスか
海老名まで夫に迎えに来てもらおうか
とも思ったが、いやいや、家に着くまでが100kmウォークだろ
と思い直して、JR駅までフラフラと歩いた。
JR駅の階段を転げ落ちそうになりながら降り(ホント下りが激痛)電車に乗って我が家のある駅へ到着。
ここまで来たらあとは這ってでも帰るのみ。
頭の中では、私は映画「復活の日」の草刈正雄になっていた(だから古いって)
脳内をジャニス・イアンの「YOU ARE LOVE」が鳴り響く
Never give up!(違う)
自宅まで、普段は15分の道を、休み休み30分くらいかけて
やっとこさ家にたどり着いた。
ただいま~
ということで困難を乗り越えて、ようやく家に帰りつくことができたのでした。
めでたし、めでたし。
ちょっとだけ続き
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家では夫がお昼ご飯を用意して待っていた
ごはんを食べ、沸かしてくれたお風呂に入り
「少し寝たほうがいい」のお言葉に甘えて布団に倒れこみ
4時間爆睡して起きると夕食ができていた
消化のよい胃に優しい夕ご飯
怖いくらいの至れり尽くせり、どうした夫よ
そうか、このどうしようもない、好き勝手やりたい放題の妻に対して
夫はもう、諦めの境地に達したのだな。
「しょうがない、弱っているみたいだから労わってやるか」みたいな
謎の思いやりが芽生えたのだと思う
(弱っているからトドメを刺そう、と思う人じゃなくてよかった)
心底ありがたく思うよ。
実に沢山 たくさん、いろんな人に「嬉しい」と「ありがたい」を貰った100kmウォークでした。
そして、そのことをブログに書くことで、より深く気付くことができました。
ブログをやっていてよかった(*´∇`*)
こんどこそ本当に、おしまい。