マラソン大会というより
お酒を美味しく飲みたいがためにちょいと走るか、
という酒飲みのためのイベントに相違ない、と見た
距離は24キロ。半分トレイル半分ロードを走るのけど
記録はとらない、順位なんかどうでもいい
ゆっくり楽しんで走れ!
という、私のためにあるような大会です
大酒飲みの御屋形様、謙信公
会場に入ると、まず目に飛び込んだのがこの人
謎すぎる。頭から葉っぱが生えてる
そう、この大会は仮装ランナーがいっぱいいるのです。
仮装ランナーコンテストがあるくらい。
「写真撮っていいですか?」と何度言ったことやら
皆さん快く応じて下さいました。
鬼太郎さん。ときどき目玉のおやじがぽろりと落ちるのがご愛敬
宇宙人に捉えられた人?
みんな、この恰好でよく走るよなぁ
と感心しながらキョロキョロしていると、
なんと!
数メート先に
我が心の師(と勝手に思っている)、「飛脚走り」の著者、田村雄次さんのお姿があるではないですか
去年、「飛脚走り」のブログを読んで、あまりのバカバカしさに感動して今大会に参加したのでした。
今年も書いておられますね
勇気を出して話しかけた
「田村さんですよね。写真撮っていいですか」
「どうぞ どうぞ」
不覚にも足元が写っていない。この日は足袋で走られたようです。
もちろん、並んで一緒に写真も撮りましたヽ(^o^)丿うひゃひゃ
「『飛脚走り』の本、持ってます
ブログも見てます
ファンです」
と言うと、田村さんの方から笑顔で手を差し伸べてくれ、握手。
優しい雰囲気の方ですが
手の感触も柔らかくて暖かくて、、優しいのでした
ああ、感動。私、今日はもう帰ってもいいわ
と満足した。
でも、まだ一歩も走ってないので
一歩くらいは走らなきゃ、と 即座に心を入れ替えスタート
怪しげな集団がぞろぞろと動き出す
街中を少し走ってトレイルに入ると
いきなり歩きに変わった
道が狭いので1列で歩いていると、後ろから「わーい えむ しー えー」と歌声が聞こえてきた。西城秀樹とスクールメイツ(の仮装をした人たち)が歌いながら、(たぶん踊りながら)歩いている。「皆さんご一緒に、Y、M、C、A♪」周りを巻き込んで歌っている。
元気だなぁ
しばらく巻き込まれていたが、道がすこし開けて走りだすと
歌声は遠くなっていった
ひでき、ばいばーい
山道で、八つ墓村に会った
「多治見要蔵」という名前だって(横溝正史マニアの友だちが教えてくれた)
機関銃と日本刀と銃弾を背負ってガチャガチャいわせながら走っている。
熊も恐れて寄ってこないね
第1エイドで並んでいるのは、マリー・アントワネット
ちょっと後ろにはオスカルもいた
エイドステーションは全部で8か所あり、各エイドでリストバンドを貰って 7本集めると第8エイドでいいことがあるかも、という話があったので、みんな全エイドに寄っている。
第1エイドでは、キノコ汁をいただきました。美味しかった
山の中では、上りは歩き、下りは走り
最初は渋滞していた人たちも、次第にばらけ
一人旅になることもあった
木漏れ日も、吹く風も気持ちいい
落ちている木の枝をポキポキ踏みながら走るのが楽しい
テケテケ走ってロードに下りると、分岐点で案内の人が
「あちらです!」と嬉しそうに行く手を指さしている
あちらに行けってことね
指さす方を見ると
ひぇ~ (@_@。
今年の春に下見に来てるけど、ちょっと疲れた脚には階段が長く見えるぜ
膝に手を当てて、がしがし歩いて上った(走れない)
下りは気持ち良く走り、調子に乗って駆け下りているうちに、両足の親指の先が痛くなってきた。これは、爪が死ぬかも。
この後、春日山城の本丸を極め\(^o^)/、各エイドでしっかり休憩をとって、リストバンドも増えてきた。
時計が見えないよ (;^ω^)
足爪の痛さに耐えながら走り
ヨレヨレと最終エイドにたどり着くと、ガチャガチャが引けるという
(リストバンド7本貰った人は抽選ができるとか言ってたけど、実際は見てなかった気がする)
ここは「お肉エイド」。当たるとしゃぶしゃぶが食べられるんだって
ビールも500円で売っているが、割引券をもらっているので200円で飲める。
なんつーエイドだ。
ガチャガチャはハズレで、参加賞としてリストバンドをもらった
もう、リストバンドいりませ~ん (≧◇≦)
座ってお肉を食べた
ビールは、、、飲んでいると帰りの新幹線に間に合わなくなりそうなので、ここでは我慢。
すっかり腰を据えてビールを飲んでいるおじさんたちに、「がんばれよー」と見送られてエイドを出た。
3キロほど走って、ゴール
そこには、ゴールゲートではなく
暖簾があった。居酒屋か? 暖簾の向こうで武士が待ち受けている?
甲冑姿の運営の方。この恰好で走ったのではありません
この後の「きき酒」は
最初に飲んだ酒の銘柄を、15種類の上越の酒の中から当てるというもので
一升瓶がずらりと並べてあって飲み放題なんですが
今回は、私の時間の読みが完全に甘く、帰りの新幹線の時間が迫っていたので、ちょっとだけの参加でした。
姫竹汁がめっちゃ美味しかった。
さて、こんなタイムも順位も無視した大会ですが
完走証はあります
ゼッケンの裏が完走証になっていて、エントリーすれば完走証がもらえるという このゆるさよ
面白い(ふざけた、とも言う)大会で、たくさん笑いました。
運営の方々、ありがとうございました。(スタッフが一番楽しんでいた?)
両足の親指の爪は綺麗な紫色になりましたとさ (;^ω^)